「紛失」におとがめなし・顔写真なし…不正使用の温床、議員の「JR無料パス」

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 国会議員に支給されるJR無料パスを悪用し、新幹線のグリーン券などをだまし取ったとして、元議員の山下八洲夫容疑者(79)(岐阜県中津川市)が詐欺容疑などで愛知県警に逮捕された。現役時代に受け取ったパスを紛失したと偽って返却せず、実在する議員の名前をかたって「ただ乗り」を繰り返していたとみられる。無料パスは過去にも不正使用がたびたび問題となっており、国会でも改革に向けた議論が始まった。(上田惇史、山下真範)

「グリーン車、快適」

 快適なグリーン車に乗りたくて、落選後に不正を10回以上繰り返した。昔の経験が忘れられなかった――。岐阜県を地盤に1983年から2010年まで衆院議員4期、参院議員を2期務めたベテランの山下容疑者。今月8日、名古屋駅から東海道新幹線のグリーン車に乗ろうとしたところで捜査員に任意同行を求められ、逮捕後にこうした趣旨の供述をしたという。

名古屋地検に送検される山下八洲夫容疑者(10日、名古屋市で)
名古屋地検に送検される山下八洲夫容疑者(10日、名古屋市で)

 捜査関係者らによると、山下容疑者は4月末、地元の自民党参院議員を装い、東京駅の窓口で新幹線のグリーン券や特急券の発券を申請。当時、議員バッジと似ている元議員向けのバッジを付けていたという。応対した駅員が誤って異なる券を渡し、JR東海が自民議員側に連絡するという偶然によって不正が発覚した。

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3023543 0 社会 2022/05/23 15:00:00 2022/05/23 18:15:13 2022/05/23 18:15:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220523-OYT1I50077-T.jpg?type=thumbnail

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