4630万円誤給付、容疑者が返還請求認める「認諾」提出…決済代行の1社が3590万円を返還

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 山口県阿武町が誤って振り込んだ新型コロナウイルス対策関連の給付金4630万円が全額出金された事件で、電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された無職田口翔容疑者(24)(阿武町福田下)が出金した決済代行会社3社のうち、最多の約3590万円を振り替えていた1社から、全額が町の口座に返還されたことが関係者への取材でわかった。町は24日午前、記者会見を開き、詳しい経緯や回収状況を説明する。

4630万円誤給付、被告を再逮捕…電子計算機使用詐欺容疑で3度目
阿武町役場
阿武町役場

 事件を巡っては、田口容疑者が代理人弁護士に「お金は海外の数社のネットカジノで全部使った」と説明。一方、花田憲彦町長は19日の記者会見で、「本人は使ったと言っているようだが、どこかに残っているのではないか」との見方を示していた。

 町は12日、田口容疑者を相手取り、誤って振り込んだ4630万円について、全額の返還を求める訴訟を山口地裁萩支部に起こした。これに対し、田口容疑者側は20日、町が振込先の口座の差し押さえなどを進められるように、町側の返還請求を認める「認諾」の書面を同支部に提出していた。

 また、町は4月下旬、決済代行会社3社のうち2社の銀行口座について、仮差し押さえを山口地裁に申し立て、同27日に決定が出された。

 田口容疑者は、町のミスで自分名義の口座に4630万円が入金されたと知りながら、4月12日にスマートフォンを使って決済代行会社の口座に400万円を振り替えた疑いで5月18日に逮捕された。

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