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国の新型コロナウイルス対策給付金計約1550万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元経済産業省キャリア官僚の桜井真被告(29)(懲戒免職)の控訴審判決で、東京高裁(石井俊和裁判長)は24日、懲役2年6月の実刑とした1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
控訴審で被告側は「実刑は重すぎる」として執行猶予付きの判決を求めた。だが高裁は、桜井被告が犯行を主導し、だまし取った金の相当部分を得たなどとして、実刑が妥当と判断した。

判決によると、桜井被告は2020年5月~21年1月、友人で同省の同僚だった男(29)(有罪確定)と共謀し、コロナ禍で売り上げを減らした企業の関係者を装い、国の持続化給付金や家賃支援給付金を詐取した。