ボイスサインで演技するトド「ハマ」、聞き分ける言葉は50種類…飼育員「まだまだ通過点」

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 言葉による指示を聞き分けることができる城崎マリンワールド(兵庫県豊岡市)のトド「ハマ」(雌、13歳)が新たな技を習得した。園によると、〈理解〉できる言葉は50種類に。ハマを担当する飼育員らも「ここまで増やせるなんて」と教え子の上達ぶりを喜んでいる。

ハマ(右)の特徴について説明する飼育員の佐々木さん(兵庫県豊岡市で)
ハマ(右)の特徴について説明する飼育員の佐々木さん(兵庫県豊岡市で)

 トドに対しては、通常は飼育員らが身ぶりや手ぶりを交えて指示するが、ハマは言葉だけでも反応することを飼育員が発見。「ボイスサイン」と呼ばれる言葉による指示で技を披露するトレーニングを2014年に始めた。

 開始から3年で20種類を超えるサインに反応し、「敬礼」などのポーズができるように。「日本で一番言葉を聞き分けられるトド」として人気と知名度が高まり、新型コロナウイルス禍の中でもオンラインを使ったイベントなどで 愛嬌あいきょう を振りまいてきた。

 飼育員の佐々木雅大さん(32)は「トドはもともと、鳴き声でコミュニケーションを取っているが、ハマは動作と言葉を結び付ける能力が高い」と説明。ボイスサインが増えるにつれて、聞きまちがえることもあったが、飼育員がイントネーションを工夫して発声し、この1年で新たに10種類の技を身につけさせたという。

 新しい技は、両前脚で顔を覆うしぐさをする「いないなーい」や、ホースから落ちる水を口で受ける「ガラガラ」、体を横にして前脚をこすり合わせる「ゴシゴシ」など。

 習得できているかどうかを確認するため、既存の技を含め、飼育員がサインを無作為に出す試験でも、合格ラインの正解率70%以上をクリアした。

 「身につける速度が速くなっている。でも、まだまだ通過点です」と佐々木さん。「ボイスサインを言葉として捉えているのか、音としてなのか。どんな仕組みで聞き分けているのかについても解析していきたい」と意気込みを語った。

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