カンガルーの赤ちゃん、飼育員のリュックからひょっこり…母親の代わりに人工哺育

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 愛媛県立とべ動物園(砥部町)で雄のアカカンガルーの赤ちゃんが、母親代わりの飼育員のリュックの中ですくすく育っている。母親の袋から落下しているのを見つけ誕生を確認したが、袋に戻すことが難しいため、24時間、飼育員が、ミルクをやるなどの世話を続けている。

山崎さんのリュックで過ごすアカカンガルーの「ジャンプ」(愛媛県立とべ動物園で)
山崎さんのリュックで過ごすアカカンガルーの「ジャンプ」(愛媛県立とべ動物園で)

 同動物園では、カンガルーが、袋から顔を出した日を誕生日としているが、今回は、顔を出す前の3月29日に袋から落ちているのを見つけ、この日を誕生日とした。低体温症で右足を骨折しており、全快の希望を込め「ジャンプ」と名付けた。

 カンガルーは本来約6か月間、母親の袋の中で育つ。このため、飼育員の山崎洋介さん(41)が、袋代わりのリュックを手作りし、4月1日から「ジャンプの母親」として、人工哺育を始めた。

 同動物園には、「ジャンプ」を含めて20頭のアカカンガルーがいるが、山崎さんは、「ジャンプ」を背負いながら、野外での掃除など通常の業務をこなし、仕事が終われば、車に乗せて一緒に帰宅。3時間ごとにミルクを与えるなど24時間、母親代わりを務める。

 当初1040グラムだった体重も約2か月で700グラムほど増え、健康状態は良好。山崎さんは、「眠れない日々も続くが、ジャンプの成長が楽しみでいとおしい」と目を細める。

 28日は、山崎さんのリュックから「ジャンプ」が、ひょっこり顔を見せ、姿を見た親子連れらが「かわいい」と笑顔。カンガルー舎前で、運がよければ「ジャンプ」に出会えるという。(脊尾直哉、喜多河孝康)

スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
3039840 0 社会 2022/05/29 11:58:00 2022/05/29 11:58:00 2022/05/29 11:58:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220529-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)