メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
新型コロナウイルス対策の国の給付金を詐取したとして東京国税局職員らが逮捕された事件で、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出国していた主犯格の男(31)が13日夕に成田空港(千葉県成田市)に帰国したことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は詐欺容疑で逮捕状を取っており、容疑が固まり次第逮捕する方針。

捜査関係者によると、男らは2020年8月頃、埼玉県に住む当時17歳の少年(詐欺容疑で書類送検)がコロナ禍で収入を減らした個人投資家だと偽り、中小企業庁から持続化給付金100万円をだまし取った疑い。同様の手口で約200件の不正受給を繰り返し、約2億円を不正に得たとみられる。
詐取した給付金の大半は、暗号資産の関連事業「マイニングエクスプレス」に投じられていたといい、警視庁が実態解明を進めている。