ロシア200カイリ内、サケ・マス引き網漁の試験操業見送り…漁業者から落胆の声

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 水産庁は24日、ロシア200カイリ内でのサケ・マス引き網漁の試験操業を今年は見送ると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻を巡る日露間の関係悪化を受けたもので、ベニザケなど高級魚の漁獲が今年はなくなり、将来の本格操業再開を期待している漁業者からは落胆の声が上がった。

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サケ・マス引き網漁の可能性を探るため出港する試験操業の漁船「第68善龍丸」(昨年6月、根室市で)
サケ・マス引き網漁の可能性を探るため出港する試験操業の漁船「第68善龍丸」(昨年6月、根室市で)

 引き網漁の試験操業は、流し網漁が禁止されたのを受け、2016年に代替漁法として始まった。水産庁は、今年の交渉を取りやめた理由について「緊急性、必要性などを総合的に判断した」としている。

 この判断について、サケ・マス漁の操業再開に期待する根室市の70歳代の船主は「残念だ。日露の懸け橋となってきたサケ・マス漁業の交渉は将来につなげるためにも、来年以降も続けてほしい」と求めた。

 引き網漁は、船尾に取り付けた長さ約100メートルの網を引く漁法。昨年の漁獲割当量はベニザケ15トン、カラフトマス81トン、シロザケ24トンなど計125トン。試験操業船は昨年6月7日、根室市の花咲港を出港し、北千島沖で操業して7月に帰港し、16年以降で最高の88トンを水揚げした。

 16年から流し網漁が禁止されて大打撃を受けた大型漁船は、サンマ漁に活路を求めてきたが、昨年は不漁だった。サケ・マス引き網漁のめどが立てば、サンマ漁の設備も活用できると期待を寄せる漁業関係者もいる。

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