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28日付で退任する海上保安庁の奥島高弘長官が27日、退任記者会見を開き、尖閣諸島など周辺海域の厳しい情勢を念頭に「今こそ、海保が日本のために役割を果たす時期だ」と職員を激励した。

奥島氏は、約2年半の在任期間を振り返り「全職員の強い使命感と、高い士気の支えとなることを胸に職責を務めてきた」と述べた。任期の大半はコロナ禍と重なり、「対策には頭を悩まされたが、在宅勤務の推進やウェブ会議など、組織のプラスになる新たな働き方も生み出せた」と話した。
現場出身の自身と異なり、旧運輸省出身の新長官となる石井昌平次長には、「冷静沈着で安定感がある。タイプは私と真逆かもしれないが、違った形で引っ張ってくれる」と期待した。