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岐阜県北方町の雑貨店で、国内で未承認の医薬成分「シブトラミン」を含むとみられるチョコレートが販売されていたことが、関係者への取材で分かった。県警は、医薬品医療機器法違反の疑いもあるとみて、この商品の成分などを詳しく調べている。

シブトラミンは食欲を抑える効果がある一方、血圧上昇や頭痛、便秘などの副作用を起こす可能性があるとされる。最近では、埼玉県川口市や千葉市などで、この成分を含むゼリーやチョコレートによる健康被害が報告されている。
関係者によると、チョコレートが販売されていたのはベトナム人男性が店長を務める雑貨店で、川口市などで売られていた商品と同じとみられる。近くの食料品店で働くベトナム人女性によると、今月中旬に警察が雑貨店を訪れ、店長の男性は「警察が来て驚いた」と話していたという。
県薬務水道課によると、県内では27日朝までに、チョコを食べたことによる健康被害などの情報はないという。同課は「持っている人がいたら、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。