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国に品種登録されている茶の苗を許可なしにネットオークションサイトに売り出したなどとして、京都府警は27日、木津川市、製茶業の男(50)を種苗法違反容疑で地検に書類送検した。「違法性は認識していたが、もうかると思った」と容疑を認めているという。

発表では、男は昨年6月~今年2月、宮崎県が品種登録する「はると34」や、国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構)が登録する「さえあかり」「はるみどり」の苗計140本を「ヤフオク!」に出品し、同県や農研機構の育成者権を侵害するなどした疑い。
男は、農家の親族をかたって不正に農協から苗を仕入れており、出品する権利はなかったが、昨年4月以降、通常の3倍程度の額で苗を販売し、約10万円を売り上げていたという。
農研機構は「長い期間と多くの労力をかけて開発した品種について、法に反する行為を行うことは大変遺憾だ」とコメントしている。