気象庁は28日午前、九州北部、四国、中国、近畿、北陸の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。いずれも統計が残る1951年以降で最も早く、平年より19~25日早い。
気象庁 気象庁によると、今年は偏西風が北寄りに蛇行していることで、太平洋高気圧の張り出しが強く、梅雨前線の北上が例年よりも早まった。
今年の梅雨入りは、九州北部が6月11日、四国が同13日、中国、近畿、北陸が同14日に発表された。梅雨の期間は速報値で14~17日間となり、北陸以外は過去最短で、北陸は2番目に短い。
これで梅雨のない北海道を除き、梅雨明けが発表されていないのは東北地方だけとなった。