短い梅雨、渇水の恐れ…「四国の水がめ」は雨降らなければ来月中旬にも貯水率0%の危険

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 気象庁は28日、九州北部、四国、中国、近畿、北陸の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。いずれも統計が残る1951年以降で最も早く、北陸以外では梅雨の期間が過去最短となった。西日本では水不足の懸念が高まっており、国土交通省などは節水への協力を呼びかけている。

気象庁
気象庁

 梅雨明けで最高気温34・4度に達した金沢市。同市東山の観光名所「ひがし茶屋街」では、観光客らが日傘を差し、冷たい飲み物を手にしながら散策していた。旅行中という青森県むつ市の無職の男性(69)は「汗が洋服の中をしたたっている」と苦笑していた。

 気象庁によると、九州北部、四国、中国、近畿、北陸各地方の梅雨の期間は、速報値で14~17日間。北陸以外は過去最短、北陸も過去2番目の短さとなった。

 降水量(5月1日~6月27日)も広島市36%、高松市43%、大阪市61%などと平年の半分程度という。

 ダムの貯水量も減少している。国交省によると、「四国の水がめ」とも言われる早明浦ダム(高知県)では、28日の貯水率が34・9%となり、平年の86・5%を大きく下回った。冬場から少雨が続き、今月5日には取水制限を20%から35%に引き上げたが、国交省関係者によると、「雨が降らなければ7月中旬にも貯水率0%になる恐れがある」という。

 同省によると23日現在、四国、中国、九州の5水系6河川で取水制限を実施。気象庁は「10日間程度はまとまった雨が降る可能性は低い」として、特に四国や中国、近畿地方に農作物や水の管理への注意を呼びかけている。

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