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大阪市は28日、新型コロナウイルス感染に伴う市内の死者について、今年1~3月に92人の計上漏れがあったと発表した。医療機関が市への報告をしていなかったことが原因という。
市によると、集計が漏れていたのは、府内の27医療機関に入院していた60~100歳代の男女92人。感染した入院患者が死亡した場合、医療機関はファクスや電話で市保健所に連絡することになっているが、新規の入院患者への対応に追われ、報告できていなかった。
市が5月、入院後の状況について連絡がなかった府内170医療機関のコロナ患者約2000人の追跡調査を実施したところ、計上漏れが判明。府内の死者は、府が第6波の起点とする昨年12月17日~今年6月5日までで2101人となり、死亡率は0・26%から0・27%に上昇する。
市の担当者は「今後は入院が長期化している患者のいる病院には定期的に連絡し、死者数の把握に遅れがないようにしたい」としている。