熱中症の疑いで1193人搬送、3人死亡…自宅で体調不良・畑で倒れた状態

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最高気温が40度に達した群馬県伊勢崎市。逃げ水が出る中、あまりの暑さにマスクを外して歩く子どもも(29日午後4時34分)=黒瀬祐生撮影
最高気温が40度に達した群馬県伊勢崎市。逃げ水が出る中、あまりの暑さにマスクを外して歩く子どもも(29日午後4時34分)=黒瀬祐生撮影

 日本列島は29日も高気圧に覆われ、関東を中心に猛烈な暑さに見舞われた。群馬県伊勢崎市では、40・2度だった今月25日に続き、最高気温が40・0度まで上昇した。厳しい暑さは30日も続く見込みで、気象庁は熱中症への厳重な警戒を呼びかけている。

猛暑日151地点

 体温を上回る気温となった伊勢崎市。29日午後、伊勢崎駅前では強い日差しが照りつける中、日傘を差したり、マスクを外したりした人が歩いていた。

 同市では25日に6月としては観測史上初めて40度を超える気温を記録したばかり。市内の公園を散歩していた無職(84)は「6月に2度も40度になるなんて……。この夏を乗り切れるかしら」と不安を漏らした。

 気象庁によると、29日は神奈川県小田原市で38・0度、長野県佐久市で37・1度、群馬県草津町で32・0度となり、それぞれ観測史上最高気温を更新した。東京都心も35・4度で、5日連続で35度以上の猛暑日となった。全国914の観測地点のうち、猛暑日は151地点に上った。

冷房が効かない

 読売新聞のまとめでは、29日夜までに熱中症の疑いで搬送された人は全国で1193人に上り、3人が死亡した。徳島県鳴門市では午前10時前、80歳代の男性が自宅内で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。男性は一人暮らしで、発見時、冷房は使用していなかったという。

 午後2時頃には、長野県坂城町の90歳代男性がリンゴ畑で倒れているのを家族が見つけ、死亡が確認された。隣接する上田市の最高気温は36・8度だった。埼玉県吉見町でも、95歳の女性が自宅で体調を崩し、搬送先の病院で死亡した。

 名古屋市北区の市立楠小では、冷房が不具合でほぼ利かなくなり、児童25人が一時、体調不良を訴えた。授業を途中で打ち切り、下校させたという。

熱中症アラート

 熱中症の危険性が極めて高い場合に、環境省と気象庁が発表している「熱中症警戒アラート」はこの日、群馬、埼玉、愛知、京都、熊本など今年最多の21府県が対象になっていた。

 アラートは気温や湿度、日差しの強さなどから算出する指標「暑さ指数」を利用する。33以上が予測される日に都道府県単位で発表され、環境省などは運動は原則中止、外出もなるべく避けてエアコン等を使って過ごすよう呼びかける。

 危険な暑さは30日も続く見込み。29日夕の時点で、30日は茨城、埼玉、愛知、兵庫、愛媛、福岡、長崎など15県がアラートの対象となっている。気象庁は「気温が急激に上がり、体が暑さに慣れていない人が多い。熱中症になりやすい高齢者や子どもは特に気をつけてほしい」としている。

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