赤く変色した川、有害物質「シアン」検出…魚数十匹が死んだ原因は「アンモニア濃度」の可能性

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 千葉県君津市の日本製鉄東日本製鉄所君津地区で敷地内のタンクが破損して処理水が流出した問題で、県は29日、水質分析の結果、一時的に有害物質シアンが検出されたと発表した。現在は確認されておらず、健康被害の報告もないとしている。

 県などによると、同製鉄所君津地区から19日に「敷地内でタンクが破損し、赤色の処理水が漏れ出した」との報告があった。タンク内には、コークス炉から発生するガスを洗浄した液体約3000立方メートルが貯蔵されており、その一部が流出したという。同製鉄所の南側水路や、水路と合流する小糸川などで水が赤く変色し、魚数十匹が死んでいた。

 県による水質分析は、20、22、24日の3回に分けて実施された。20日には小糸川管理橋付近で1リットルあたり0・2ミリ・グラムのシアンが確認されたが、それ以降は検出されなかったという。

 リンや窒素の含有量についても、20日時点では基準より高い値が検出されていたが、県は人体に害はないとしている。

 川と水路の水は、生活用水としては使われていない。魚が死んだのは、処理水の流出で一時的に水路や川のアンモニア濃度が高まったことが原因になった可能性があるという。

 同製鉄所も処理水の流出後、排水口付近の水質分析を行い、21日と22日に取水したサンプルでシアンが検出されたと公表している。

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