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高気圧に覆われた日本列島は30日、朝から各地で気温が上昇。環境省と気象庁は熱中症の危険性が非常に高まっているとして、東京都など26都府県に「熱中症警戒アラート」を発表した。東京都にアラートが出るのは今年初めて。

アラートは、気温や湿度、日差しの強さなどから「暑さ指数」を算出し、33以上になると予測される日に発表される。昨年から全国で運用が始まり、発表された日は熱中症による搬送者が多い傾向にある。環境省などは、運動を原則中止したり、なるべく外出を避けてエアコンを使って過ごしたりするように呼びかけている。
気象庁によると、30日は九州から東海、北陸にかけて35度を超える所が出る見込みで、関東の内陸部では40度に迫る暑さが予想されている。
東京都豊島区の巣鴨駅前商店街では、細かい霧状の水を噴射して気温を下げる「ドライミスト」が設置され、小さな扇風機を手に行き交う人の姿が見られた。
近くに住む男性(80)は「東京に出て50年ほどたつが、この時期にこれほど暑い日が続いたことは記憶にない。ドライミストでだいぶ涼しく感じる」と話していた。