日大理事22人のうち女性9人、林真理子・新理事長「誇り持てる大学に」…不祥事再調査へ

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 前理事長による脱税事件など不祥事が相次いだ日本大学の理事長に1日、日大芸術学部出身で作家の林真理子氏(68)が正式に就任した。理事も一新され、就任した22人のうち、女性は林氏を含む9人が起用された。記者会見で林氏は、「学生が日大に入って良かったと誇りを持てる大学にしたい」と述べ、新しい「日大ブランド」への決意を示した。

記者会見で「新しい日大N・N」と書かれたボードを掲げる日大の林真理子・新理事長(1日午後、東京都千代田区で)=飯島啓太撮影
記者会見で「新しい日大N・N」と書かれたボードを掲げる日大の林真理子・新理事長(1日午後、東京都千代田区で)=飯島啓太撮影

 この日開かれた理事会で、林氏は理事長に承認され、新体制が発足した。1889年の日大創立以来、女性の理事就任は初めて。学外からの理事には元日本弁護士連合会副会長の平沢郁子氏ら7人が就任した。新たな評議員47人も発表され、15人が学外から起用された。

 今回から、日大は理事の3分の1程度を学外から選び、理事と原則兼務できない評議員に「理事の解任」ができるようにした。監事も半数は学外者とした。

 林氏は1日夕、東京都千代田区の日大本部で開かれた記者会見の冒頭、「度重なる不祥事で信頼を失墜させた。学生生徒、保護者、卒業生に深くおわび申し上げたい」と頭を下げた。

 理事長就任にあたっての改革案については、▽一連の不祥事についての再調査実施▽学生や教職員、有識者らで新しい日大像を探り、実現する学内キャンペーン「N・N(新しい日大)」の展開▽全卒業生に対し、寄付など支援の呼びかけ――を明らかにした。現在、全国7位(大学通信調べ)の志願者数を3年後に1位にする目標も掲げた。

 再調査には、検察OBや弁護士、公認会計士などのチームを結成する。「徹底的にやらなければ信頼を勝ち得ることはできない」と、結果が出るまで1年以上かかるとの見通しも示した。

 また、改革に向け、企業経営や大学運営の有識者、学内の教職員有志らをメンバーとした林氏直属の「実動部隊」を設ける方針も打ち出した。

 初の女性理事については、「議論も活発で、これから素晴らしい理事会が作られることを確信した」と期待を寄せた。現在、7人にとどまるという女性管理職の増員も約束した。

 一連の刑事事件を受けた私学助成金の全額不交付などで、5年間で300億円超の減収が見込まれるが、林氏は学費値上げは「考えていない」とした。

 日大生からは林氏に期待する声があがった。法学部2年の女子学生(21)は、前理事長の逮捕時には、就職活動への悪影響の不安をよく友人と話していたといい「売れている作家のイメージが強い林理事長には、日大の新しい看板として大学の印象を良くしてほしい」と話していた。

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