熱中症死した2歳女児、児相「虐待リスク最重度」認定…祖母の説明受け4か月後に引き下げ

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 大阪府富田林市の自宅で放置された女児が熱中症で死亡した事件で、府の児童相談所は、逮捕された祖母が2年前、入浴中の女児から目を離し、溺れて意識不明にさせた事案をきっかけに、虐待リスクを「最重度」と判断していたことがわかった。4か月後に引き下げを決め、虐待対応を市に引き継いだが、市も支援レベルを緩和していた。児相や市はこうした経緯について問題がなかったか検証する。

 祖母(46)と同居する男(50)の両容疑者は6月29日、祖母の孫の女児(2)を、板張りされた乳幼児用の柵「ベビーサークル」内に11時間置き去りにしたとして、保護責任者遺棄容疑で逮捕された。

女児の遺体が見つかった集合住宅の一室(大阪府富田林市で)
女児の遺体が見つかった集合住宅の一室(大阪府富田林市で)

 児相によると、女児が入浴中に溺れたのは生後11か月だった2020年6月7日。祖母の説明では、女児と五男(5)の3人で入浴中、五男がぐずりだしたため、浴室から連れ出して着替えをさせていた。帰宅した同居の男が浴槽内でぐったりしている女児を見つけ、119番した。この間、3~4分だったという。

 女児は心肺停止状態となり病院に搬送されたが、その後回復し、3日後に退院した。

 病院から通告を受けた児相は虐待リスクのうち、最も深刻な「最重度」と認定した。一方で、祖母の説明などに基づき、故意ではなく、安全配慮不足によるネグレクト(育児放棄)と判断した。

 府警富田林署は当時、この事案を把握したが、事件性はないと判断したという。

スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
3140617 0 社会 2022/07/05 05:00:00 2022/07/05 10:15:52 2022/07/05 10:15:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220705-OYT1I50006-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)