北海道滝上町滝ノ上原野で5日、近くの酪農業の男性(68)がクマを駆除しようとして逆に襲われ、大けがを負った。紋別署の発表や滝上町によると、男性は同日午後6時35分頃、仲間と2人で牧草地に2頭のクマを見つけて発砲。1頭に命中したが裏山に逃げ、男性らが追ったところ、ササやぶで男性がかまれたり、引っかかれたりした。頭や顔、両腕に大けが。
北海道警察本部 6日早朝、現場近くで体長約1メートル、推定4歳のメスグマ1頭が死んでいるのが見つかった。男性を襲ったクマとみられる。もう1頭は見つかっていない。
現場周辺では約1週間前から牧草地に2頭のクマが出没。男性らは町の依頼で駆除に出動していた。