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神奈川県厚木市で車内に放置されたきょうだいが搬送後に死亡した事件で、母親(21)の119番で消防隊員らが駆けつけた際、子供2人の体温はいずれも40度を超えていたことが、市消防本部への取材で分かった。隊員の一人は「これほど熱くなった体に触れた経験はなかった」と話した。

母親は7月29日午後5時頃、同市内の公園駐車場から「子供2人がぐったりしている」と自ら119番。2人は救急搬送されたが、約1時間後に長男(1)が、4日後には長女(2)が、ともに熱中症が原因で死亡した。
駆け付けた消防隊員らによると、母親は、窓が閉められ猛烈な暑さとなった車内の後部で、2人にそれぞれ片手で心臓マッサージをしていた。車内にはチャイルドシートが設置されておらず、2人は意識がない状態で後部シートにあおむけに寝かされていた。
母親は2日、長男に対する保護責任者遺棄容疑で逮捕された。県警の調べに対し、容疑を認めている。