連載小説

川上未映子さんの「黄色い家」24日スタート

 角田光代さんの朝刊連載小説「タラント」に続き、24日から川上未映子さん(44)の「黄色い家」が始まります。「夏物語」が英訳され、海外でも注目を集める作家の初のサスペンスタッチの作品です。ある出来事をもとに、様々な事情を抱えた女性たちの生きた声を浮かび上がらせます。挿絵は、画家の榎本マリコさん(38)です。

川上未映子さん
榎本マリコさん

作者の言葉

題字「黄色い家」

 かつて「黄色い家」に仲間たちと暮らした主人公が、思わぬ形で過去に遭遇するところから、物語は始まります。公の出来事や歴史的事件でさえ、時代や人によって、いくつもの解釈を持ちえてしまいます。では、個人において、事実や記憶は、本当はどんな在り方をしているのか。責任は、いつの、誰にあるのか。加害と被害のあいだに横たわる非対称性についても考えながら、最初から色々なものを奪われている人々の生きる姿を書いていきたいと思います。

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