地学基礎

 
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総評と分析

単純な知識問題が減少し、図表の読み取りや数値を扱う問題が中心。

例年通り知識に加え考察・読図・計算を含む多彩な問題が出題された。単純な知識問題が減少し、知識の組み合わせ、考察、読図、数値を扱う問題が増加した。

問題分析

大問数 大問数は3で昨年と変化無し。
設問数 設問数は15で昨年と変化無し。
解答数 解答数は15で昨年と変化無し。

問題量

  • 時間に対して適量と思われる。
  • 図表が増えた分、ページ数も増加した。

出題分野・出題内容

  • 第1問は地球分野から9題、第2問は大気・海洋分野から3題、第3問は宇宙分野から3題の出題で、地球分野の配点が60%とさらに高くなった。
  • 第1問は地球の概観3題、地質3題、岩石3題の構成で、昨年から1題増加した。
  • 第2問は日本の天気に関する出題で、昨年から1題減少した。
  • 第3問は恒星の誕生と宇宙の進化に関する出題で、リード文は昨年同様二人の会話文だった。

出題形式

  • 6択形式の問題が5題と昨年より増加し、4択形式の問題が10題となった。例年通り正文・誤文・穴埋め・計算・読図・考察などが盛り込まれた多彩な出題形式だった。

難易度(全体)

  • やや難化。計算や考察に時間を要する問題が増えた。数値を扱う問題では計算自体はさほど難しくないが、読図の正確さが必要。計算問題は選択肢から正答が絞れるものも多かった。知識問題は第2問のように中学理科の知識だけで正答できる問題もあった。

設問別分析

第1問 (30点満点)

配点 出題内容 難易度
A10 地球が球形の証拠、大森公式、火山島の配列 標準
B 10 地質断面図、原始大気、化石・地層の対比 標準
C 10 マグマの性質と火山の形、色指数、岩石組織 標準

Aの問1は地球が球形の証拠を1つずつ検証するのに時間を要する。問2の地震波の到達と震源距離に関するグラフの読図・計算が3年連続で出題された。大森公式を暗記していれば容易に立式できる。Bは昨年と同じく地質断面図が出題された。問4ができごとの整序を読み取る問題、問6が示準化石の組合せによる地層の対比の問題で、読図の力が問われた。Cの問9は問題文の数値から二酸化ケイ素の含有量を計算する問題でまともに計算すると時間がかかるが、選択肢を見ると解答に必要な情報は60重量%より多いか少ないかだけである。

第2問 (10点満点)

配点 出題内容 難易度
10 日本付近の地上天気図、気象衛星画像、大気の運動 やや易

日本付近の冬の天気図をテーマとした出題だった。問1は等圧線の分布から気圧の高低と風の強さ・向きを読み取る能力が問われている。問2・問3は、冬の気圧配置と季節風、日本海の筋状の雲に関する問題である。いずれも中学校から学習してきた内容であり取り組みやすい。

第3問 (10点満点)

配点 出題内容 難易度
10 恒星の誕生と進化・元素の起源 やや難

昨年と同様に2人の会話文をリード文とした出題で、星や元素の起源という観点から宇宙の進化を扱っている。問1はリード文の穴埋め問題で、原始星の誕生と太陽の寿命に関する基本的な知識が問われている。問2は元素の起源に関する正誤の組合せ問題で、赤色巨星内部での炭素の合成がやや細かい知識である。問3は宇宙の誕生から現在までの主な出来事の時期を問うた問題で、水素とヘリウムの原子核の合成について、陽子と中性子に言いかえられているのがやや難しかったかもしれない。

大学入試センター試験平均点(過去5年分)

年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度
平均点 34.13点 32.5点 33.9点 26.99点
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センター・国公立2次試験日程
1月14・15日 センター本試験
1月21・22日 センター追試験
1月23日~ 国公立2次出願受け付け
2月25日~ 国公立2次前期試験
3月1日~ 前期合格発表(公立大学)
3月6日~ 前期合格発表(国立大学)
3月8日~ 公立中期試験
3月12日~ 後期試験
3月20日~ 中・後期合格発表

※日程は変更になる場合があります

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