生物基礎

 
無断転載禁止

総評と分析

問題ページ数が2ページ増加した。知識を活用できるかを問う考察問題が大幅に増加し、若干取り組みにくくなった。

全体を通じて標準的な内容であったが、知識を問う問題が中心であった昨年よりも考察問題が大幅に増加し、知識を活用できるかが問われる内容となった。実験考案や計算が出題され、やや題意のわかりにくい問題や、正誤を取り違えやすい問題も見られた。

問題分析

大問数 大問数は、昨年度と同様3であった。
設問数 設問数は、昨年度と同様16であった。
解答数 解答数は、昨年度より1増加し、18であった。

問題量

  • 問題ページ数は、昨年度より2ページ増加し、実質17ページとなった。

出題分野・出題内容

  • 第1問は『生物の特徴および遺伝子とそのはたらき』から「生物の多様性と代謝」と「遺伝子とDNA」が出題された。問3では、酵素に関する知識をもとに、仮説の検証実験を考案する問題が出題された。問6では、昨年見られなかった計算が出題された。
  • 第2問は『生物の体内環境の維持』から「血液の循環」と「免疫」が出題された。Aは出題内容の読み取りだけではなく知識も活用する考察問題が中心であった。
  • 第3問は『生物多様性と生態系』から「生態系」と「バイオームと遷移」が出題された。Bは出題内容の読み取りだけではなく知識も活用する考察問題が中心であった。

出題形式

  • すべての大問がA・Bの中問に分かれていた。
  • 複数の答えを組み合わせて解答する形式の問題は、昨年度より1問減少し6問となった。

難易度(全体)

  • やや難化した。内容は全体的に標準的であったが、問題のページ数が2ページ増加し、過不足なく選ぶ問題や、仮説を検証するための実験を設定するなど正確な知識を活用して考察する問題が増加した。また、文章が長くて情報量が多く、題意がやや分かりにくい問題や、正誤の判断に時間が取られる選択肢が多かった。

設問別分析

第1問 (19点満点)

配点 出題内容 難易度
A9 生物の特徴と細胞の構造 やや難
B 10 遺伝子とそのはたらき やや難

A:問1は、真核細胞からなることと単細胞生物であることの2つの条件に合う選択肢を選ぶやや紛らわしい知識問題。問2は、酵素や代謝についての正確な知識が必要であった。問3は、2つの可能性を排除するための実験を設定するセンター生物基礎としては珍しい問題であり、さらに組合せ問題であったため、取り組みにくかっただろう。B:ブロッコリーの花芽や中性洗剤など、身の回りのものがテーマであった。問4・5は細胞小器官や遺伝情報についての総合的な知識が問われた。問6は標準的な計算問題であった。

第2問 (15点満点)

配点 出題内容 難易度
A9 体液 やや難
B 6 免疫 やや易

A:すべての問題が考察問題であり、いずれも教科書の知識を活用して問題文やグラフを読み解く必要があった。問2は心房・心室と動脈・静脈の区別など選択肢がやや紛らわしいため丁寧な読み取りが必要であった。問3は「活発に収縮している筋肉」と「肺胞」が両方正解の場合のみ点が与えられるため、きちんと理解した上で解答を選ばないと得点にならなかっただろう。B:問4も問5も免疫の基本的な知識を問う内容で取り組みやすかった。

第3問 (16点満点)

配点 出題内容 難易度
A6 生態系 標準
B 10 植生と遷移 やや難

A:問1は窒素の循環を、問2はエネルギーの流れを問う標準的な知識問題。共に、正しい理解と確実な記憶がポイントとなる。B:問3は、図1から常緑樹の葉の厚さと寿命の関係を確認してから、それに対応する樹種を選んでいく必要がある。問4は、光の強さと光合成速度の関係を示した図2の正確な理解が正答を得るために不可欠となる。問5は、実験の条件などを丁寧に読んでいくことで、陽樹の種子であることが導き出される。

大学入試センター試験平均点(過去5年分)

年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度
平均点 35.62点 39.47点 27.58点 26.66点
ADOBE READER ダウンロード

PDFファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧・印刷などが可能になります。


センター・国公立2次試験日程
1月14・15日 センター本試験
1月21・22日 センター追試験
1月23日~ 国公立2次出願受け付け
2月25日~ 国公立2次前期試験
3月1日~ 前期合格発表(公立大学)
3月6日~ 前期合格発表(国立大学)
3月8日~ 公立中期試験
3月12日~ 後期試験
3月20日~ 中・後期合格発表

※日程は変更になる場合があります

ページTOP