読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

現代社会

 
無断転載禁止

総評と分析

全体的に問題文や資料の分量が増加し、各分野の基礎的・基本的知識に加え、思考力・判断力も幅広く問われている。

過去2回の試行調査で出題されたような新たな形式の問題が見られたが、各分野の基礎的・基本的知識を中心に、思考力・判断力も問われる形式は昨年度までのセンター試験と変わらなかった。しっかりと教科書の知識を習得した上で、共通テストを意識して対策した受験生は落ち着いて解くことができただろう。

センター試験・試行調査との相違点

  • 過去2回の試行調査の傾向と同様に、問題文や資料の分量が増加したことで、一つひとつの解答を導くのに時間がかかり、時間配分が難しかった受験生が多いだろう。

問題分析

大問数 5
設問数 30
解答数 30

問題量

  • 大問数は昨年までのセンター試験や第2回試行調査から1問減少して5問だった。設問数は第2回試行調査と同様、センター試験から6問減の30問だった。解答数は30で第2回試行調査から3問、センター試験から6問減だった。

出題分野・出題内容

  • 大問内の小設問は、「政治・経済的事項」「倫理的事項」が分野横断的に構成されている。
  • 主権者教育など、「現代社会」において重要視されている内容を意識した出題が見受けられる。
  • 昨年度までのセンター試験で見られた「課題追究学習(調べ学習)」に関する出題は見られなかった。

出題形式

  • 「組合せとして最も適当なもの」を選ばせる問題が大幅に増加した。
  • 上記の結果、単純な4(あるいは5)択の正文選択・誤文選択問題が大幅に減少した。

難易度(全体)

  • 昨年度のセンター試験と比べて、やや難化。問題自体は標準的であり、解答数も減少していたが、問題文や資料の分量が増加し、受験生の負担は大きくなった。また、試行調査(2018年度実施)と比べて、難易度に大きな変化なし。新傾向の問題演習を通してきちんと対策を取ってきた受験生は、冷静に解くことが出来たのではないだろうか。

設問別分析

第1問 (26点満点)

配点 出題内容 難易度
26 「現代社会」の学び方 標準

高校の現代社会の授業についての高校生の活動を軸に、分野横断的な出題がされた。問2はモンテスキューの権力分立論についての組合せ問題。知識は必要なく、問題文を読めば解くことができる。問3はロックの権力分立論についての正誤組合せ問題。前問のモンテスキューとの比較と現代の政治体制について正誤の判定が求められた。問8は第2回試行調査解答番号3で見られたような、二つの観点を対立軸で分類し、四つの領域のどこに位置するかを答える組合せ問題。知識と読解力の両方が問われる。

第2問 (16点満点)

配点 出題内容 難易度
16 『もったいない』の意味から考える環境問題 標準

環境分野の活動家として初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんの「MOTTAINAI」という言葉をきっかけに、授業で学んだことを発表するという形で環境分野を中心に出題された。問1は3R施策の優先順位の並び替え問題。問2は意志決定の方法とその結果の組合せ問題。数学的思考が必要になる。問3は実際の各国・各自治体において行われる政治的意志決定の仕組みについての組合せ問題。過半数や3分の1あるいは2といった正確な必要数の知識が必要になる。問5は国際的な条約・制度についての正誤組合せ問題。記述アの「共通だが差異のある責任」の原則が難しいか。

第3問 (27点満点)

配点 出題内容 難易度
27 市場経済と政府の役割 標準

現代社会の授業中の先生と生徒の会話を軸に、経済分野について出題された。問5は「非排除性」を念頭に生徒の発言の空欄に当てはまる文章を選択する問題。空欄の前の文章を参考にしながら、論理的な文章を作れるかが鍵になる。問6は非競合性と非排除性をもつかもたないか振り分ける組合せ問題。会話文や表の一例を参考にすれば解答は容易か。問7は労働市場についての会話文の空欄に、需要と供給のどちらが当てはまるか答える組合せ問題。空欄の前の文章を読めば解答は容易である。

第4問 (19点満点)

配点 出題内容 難易度
19 現代社会の教科書に出てくるアルファベットの略語 標準

高校生の二人の会話文をリード文として、青年期を中心に出題された。問1はリード文中の空欄に当てはまるアルファベットの略語の選択組合せ問題。ウのSOLを知らなかった受験生が多かったと思うが、対のQOLの概念を理解できていれば答えられる。問2は防衛機制とそれに対応する例の組合せ問題。頻出の問題だが、正解の「置き換え」がややマイナーか。問3は臓器提供できるケースの組合せ問題。ドナー候補の年齢の線引きは引っかけになっている。問4・問5はそれぞれ4択の誤文・正文選択問題。問6は国際社会分野の組織や呼称の略語の説明についての誤文選択問題。

第5問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
12 探究学習「買い物弱者問題」 標準

生徒の探究学習の過程の資料集めや議論を軸に、資料の読み取り問題を中心に出題されている。問1は単純な資料読み取り問題だが、選択肢の文章が3~5行と長い。問2は二人の生徒の発言が、それぞれ二つのどちらの資料を参考に解釈されたものかを判断する問題。それぞれの生徒の発言を読み、さらに4~6行の選択肢を読み込む必要があり、かなり時間を要する。問3は生徒の発言がそれぞれ二つの政治的・経済的立場のどちらに立ったものか組み合わせる問題。会話文はかなり長いが、下線部を読むだけで解答できる。

大学入試センター試験平均点(過去5年分)

年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度
平均点 57.30点 56.76点 58.22点 57.41点 54.53点
ADOBE READER ダウンロード

PDFファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧・印刷などが可能になります。


読売新聞購読申し込み
   
共通テスト・国公立2次試験日程
1月16・17日 本試験 第1日程
1月30・31日 本試験 第2日程
2月13・14日 特例追試験
1月25日~ 国公立2次出願受け付け
2月25日~ 国公立2次前期試験
3月3日~ 前期合格発表(公立大学)
3月6日~ 前期合格発表(国立大学)
3月8日~ 公立中期試験
3月12日~ 国公立後期試験
3月20日~ 中・後期合格発表

※日程は変更になる場合があります

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)