共通テスト、英語でスピーキング「25年導入は無理」…入試センター理事長
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大学入試センターの山本広基理事長は27日、2025年に刷新が予定されている大学入学共通テストについて、英語でスピーキング(話す)などを出題するのは無理との見方を示した。同日開かれた文部科学省の有識者会議で明らかにした。
共通テストは大学入試センター試験の後継。来年1月に初めて実施され、英語では「聞く・読む」の技能を測る。22年度から高校の新学習指導要領が順次実施されるため、新指導要領で学ぶ現在の中学2年が受験するタイミングに合わせて刷新が予定されている。
刷新に合わせて、共通テストの英語で「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測る出題を求める意見もあるが、山本理事長は、面接官を確保する難しさや採点ミスへの懸念などに言及し、「課題の解決には相当の資金投入(が必要で)、時間がかかる。25年の導入は無理だろう」と述べた。
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