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タバタ・ホヅミ連呼、所属の「ダイチ」熱狂

銀メダル獲得に沸く田畑、穂積選手の所属会社「ダイチ」の社員ら

 「この銀は金メダルと同じ」「一生の思い出ありがとう」——。富山県勢の田畑真紀(35)、穂積雅子(23)両選手が団体追い抜きで、日本スケート女子初の銀メダルを手にした。

 両選手の所属する富山市の地質調査会社「ダイチ」では、社員や家族ら50人以上が両選手の快挙に大歓声をあげ、祝賀ムード一色に染まった。冬季五輪での富山県関係者のメダル獲得も初めて。

 「よっしゃー!」。午前5時半過ぎ。準決勝でポーランドに快勝、銀メダル以上の獲得が確定すると、社員が集まった同社の会議室は「このまま金だ」と、沸き返った。決勝では1周ごとに「タバタ」「ホヅミ」の大コール。ドイツとほぼ同着。一瞬の静寂の後、わずかの差で敗れたことが分かるとため息が漏れたが、すぐに「祝メダル獲得」のくす玉が割られ、紙吹雪が舞った。

 社員の野村彩香さん(25)は「決勝は祈るような気持ちで観戦した。2人にはおめでとうと伝えたい」。一緒に観戦した松本彩さん(14)は「一生懸命滑る姿に感動した」と興奮した口調で話した。

 「よくやってくれた。この銀メダルは、2人が悔しさをぶつけた結果」。報道陣に囲まれた田中洋一郎社長(46)は、感極まった様子で言葉を絞り出した。前回トリノ大会の団体追い抜きで4位に終わり、メダルを逃した田畑選手。穂積選手も直前の骨折で出場を逃し、ともに悔しさをバネにバンクーバーに臨んだ。田中社長は「4年間の思いをぶつけて、よくぞ銀メダルを取ってくれた」とたたえた。

 一方、現地で応援していた穂積選手の母親静子さん(51)は前日の準々決勝終了後、穂積選手に会い、「頑張って」と激励。父親英光さん(52)は「よく頑張ってくれた」と話した。田畑選手の父親隆幸さん(66)、母親早恵子さん(64)は前日、トレーナーを通じて手作りの総菜を差し入れた。隆幸さんは「今日はアップ中から調子が良さそうだったので大丈夫だと思った」と言う。

 石井知事は28日、「まさに県民の誇りです」とコメントを出した。

2010年3月1日12時06分  読売新聞)


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