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期待のスプリンター・小谷優介、五輪へダッシュ

 日本を代表するスプリンターを輩出してきた関西から、楽しみな若手が登場した。今季、無名の存在から一気に代表入りを果たした小谷優介(立命大4年)。

 男子100メートル日本記録保持者の伊東浩司さん、北京五輪男子400メートルリレー銅メダルの朝原宣治さんら、関西出身の先輩にあこがれる22歳は「この勢いで絶対にロンドン五輪に出る」と意気込む。

 1メートル77、66キロとやや細身だが、瞬発力を生かしたスタートとしなやかなフォームで今シーズンは開幕から好調を維持した。4月の織田記念で自己ベスト10秒28で優勝すると、6月の日本選手権も2位。好調さをかわれて、7月のアジア選手権で初めて日本代表入りし、7位に入った。

 滋賀・八日市高3年の全国高校総体100メートルは準決勝で敗れるなど、目立った実績は残せなかった。立命大で努力を重ねる原動力になったのは、「エリート選手が集まる関東の大学には負けたくない」という気迫。「人からいろいろ指導されるのが苦手」で、独自の練習メニューを考え、自分なりの走りを追求した。「僕は雑草」というハングリー精神が最大の武器だ。

 9月の陸上日本学生対校選手権100メートル(10日・熊本)では、関東の強豪選手を制して念願の初優勝。関西勢の選手が日本学生を制したのは、朝原さん(当時同大、1994年)以来17年ぶりの快挙。「伊東さんや朝原さんのように、関西が生んだ名選手に続きたい」と小谷。偉大な先輩を目標に、ロンドン五輪を目指す。(佐藤謙治)

2011年10月17日  読売新聞)