現在位置は です

本文です

涙の高梨、遠くから見つめた表彰台

2回目を終え、厳しい表情をする高梨(11日)=菊政哲也撮影

 「いいところを見せられなかったのがとても残念」。

 高梨が今にも消え入りそうな声で話した。

 今季ワールドカップ(W杯)13戦10勝の高梨が表彰台を逃すことを、誰が予想しただろうか。1回目3位で迎えた2回目は、この回だけでは9位の得点という失敗ジャンプ。表彰台で花束を受ける3人を、遠くから見つめるしかなかった。

 「どんな試合でもやるべきことは同じ。自分のジャンプに集中するだけ」が口癖だった。その高梨が、ソチ入りしてから、山田いずみコーチに何度も、「勝ちたい」と話していたという。勝とうと思う心が重圧となり、小さな体に絡みついていたのかもしれない。

 「この悔しさをバネに、次の五輪に出られたら、今度こそいいところを見せたい」。まだ17歳。ほおを伝った涙は、決して無駄にはならないはずだ。(三室学)

2014年2月12日14時45分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ


現在位置は です