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読売記者が見た 五輪・パラリンピックの裏側

山ごもりで本場の味を堪能…萱津節(運動部)/トリノ冬季五輪(2006年)

 2006年のイタリア・トリノ冬季五輪。大会期間中、スキー担当としてほとんどの時間を、トリノ市街から100キロ以上離れた山の中で過ごした。トリノ市街の会場で行われたフィギュアスケートの荒川静香を除く日本勢はジャンプやスノーボードなど、期待された種目はあったものの、メダルなしと寂しい結果に終わったが、悪いことばかりだったわけではない。

 五輪の取材というと、忙しい中で食事もファストフードのようなものになりがちだが、会場となったセストリエールの宿のすぐ近くのレストランでは、本格的な北イタリア料理が供された。

 さすがは、1930年代に、自動車メーカー・フィアットの創業者、アニエリ氏が開発した歴史ある高級リゾートだ。大会序盤は、もしかしたらトリノの町が恋しくなるかと思いきや、すっかり居心地が良くなり、期間中は完全に山ごもり。日本勢活躍の興奮こそ経験できなかったが、本場の味は、十分に楽しめた。

2016年07月22日 11時13分 Copyright © The Yomiuri Shimbun