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五輪トピックス

五輪ユニホーム おしゃれ度が高いのはどの国?

読売新聞編集局次長 宮智泉
 まもなくリオデジャネイロ五輪が開幕する。各種目の熱戦はもちろんのこと、各国のオリンピック・パラリンピックのユニホームにも注目が集まっている。アスリートのかっこよさを引き立てるものや、お国柄を反映したユニークなものなど、各国のユニホームのファッションポイントを紹介。これらのユニホームと比べて、日本のユニホームが「いまいち」と言われてしまう理由を考えてみた。

  • イタリア(c)Giorgio Armani
    イタリア(c)Giorgio Armani
  • フランス(c)Pascal Montary
    フランス(c)Pascal Montary

 ユニホームは、普通の服とは異なり、力強さやエネルギーが表現され、機能性を追求し、最新の素材が使われる。開会式などの公式行事に着用する服から競技用ウェアまで、各国の趣向の凝らし方はさまざまで、お国柄も表れる。

 世界から注目を集めるだけに、ファッションブランドやスポーツメーカーも競い合う大舞台なのだ。それぞれの国を代表する有名ファッションブランドが、手がけるケースも少なくない。

 モードの国、イタリアは、ジョルジオ・アルマーニ社が担当。「エンポリオ・アルマーニ EA7」というスポーツラインのブランドだ。アルマーニの象徴とも言える色のミッドナイトブルー(濃紺)がベースとなっている。上着は防水のフード付きジャケット。ブルーのポロシャツの襟の後ろには、「Fratelli d’Italia(イタリアの兄弟)」の刺しゅうが施されている。組み合わせるのは、カーゴパンツやバミューダパンツ。ランニングシューズは、イタリア国旗の色を使ったものと、白とブルーのものがある。開会式などに着用するスーツも同社が担当しており、イタリアンモードが凝縮されている。

 フランスは、ワニのマークが有名なラコステが手がけた。フランスの国旗に使われているトリコロールカラーを使用。胸にはトリコロールカラーのワニのほか、国鳥のニワトリもついている。

 カナダの選手団が開会式で着用するユニホームをデザインしたのは、「ディースクエアード」というブランド。カナダ人の双子の兄弟ディーンとダン・ケイティンが1995年に設立したブランドで、ミラノコレクションの常連でもある。どちらかといえば、セクシーなイメージが強いと思っていたが、カナダの国旗をベースにしたデザインは、スポーティーでさっそうとしており、SNSなどでの評判が高い。

  • カナダ
    カナダ
  • アメリカ(c)RALPH LAUREN
    アメリカ(c)RALPH LAUREN
  • イギリス
    イギリス

 アメリカは、日本人にもなじみの深いラルフ・ローレン。オリンピック・パラリンピックの担当は今回で5回目。星条旗の赤、白、紺を使ったボタンダウンシャツやチノの短パン、デッキシューズなどがあり、ポロシャツの胸には、ラルフ・ローレンのアイコンであるポニー。アメリカン・トラッドそのものだ。

 イギリスは、人気デザイナーであるステラ・マッカートニーとアディダスの協業。ユニオンフラッグを大胆に使ったデザインが特徴的。スウェーデンチームの公式ウェアをデザインしたのは、「H&M」。日本でも人気のファストファッションのブランドで、ほとんどの素材がリサイクル・ポリエステルなどのサステイナブルな素材だ。

 意外なところでは、キューバ。フランスの高級靴ブランド「クリスチャン・ルブタン」がフランスのeコマースと提携して、スーツなどを製作した。ルブタンと言えば、真っ赤な靴底で知られる高級靴のブランドで、靴好きの女性たちにとってはあこがれでもある。男性用は赤、女性用はベージュのジャケット。胸にはキューバ国旗。靴はスニーカーやヒールの低い靴。鍛え抜かれた選手たちが着用した姿を見ると、思わず欲しくなる。


2016年08月04日 14時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun