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五輪トピックス

女子バレー 赤・白から青へ ユニホームに込めた決意

メディア局編集部 笠井智大
 今春、全日本女子バレーボールチームのユニホームの色に初めて「青」が採用された。長年、「赤」や「白」を着用してきた代表チームが、「青」でリオ五輪を戦う。背景には、チームの愛称「火の鳥NIPPON」にかけた「完全燃焼」の決意が――。ユニホームを制作したミズノ(本社・大阪市)に取材した。

  • 女子バレー史上初の青いユニホームと、ミズノ社員の柏木さん
    女子バレー史上初の青いユニホームと、ミズノ社員の柏木さん

 ミズノは1989年以来、全日本女子バレーのユニホームを受注してきた。この間、丈夫で蒸気を発散しやすい新素材を投入し、形や色も流行を取り入れてきたが、ユニホームの色と言えば、日本国旗をイメージした「赤」や「白」が定番だった。

 ロンドン五輪の翌年、同社内で「火の鳥NIPPON」にちなんだアイデアが持ち上がった。それは、2014年から1年交代でユニホームの色を、赤→オレンジ→青に変えるというもの。炎の色が温度の上昇とともに、赤からオレンジ、そして青に変わるのをイメージし、「リオの舞台で完全燃焼してほしい」との熱い願いを込めたという。

 同社で全日本女子バレーを担当する柏木渚さん(31)が語る。真鍋政義監督にアイデアを明かすと、すぐに賛成してくれた。だが、日本代表チームの歴史の中で選手が青いユニホームを着た例はない。「反発する選手がいるかも」と考え、毎年春に新色を発表する作戦に切り替えた。

  • 柏木渚さん
    柏木渚さん

 2年目の2015年には、黒をベースにしたユニホームにオレンジの光が差し込むデザインを投入。力強さとスピード感が選手に好評だった。そして今年3月、満を持して「今年は青」と発表。デザインの持つインパクトは大きかった。特に上下ウェアにデニム風の素材をあしらった点がスタイリッシュと選手に大好評で、キャプテンの木村沙織選手は「バレーのウェアではないみたい」と喜んだという。

 全日本女子バレーは1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得し、東洋の魔女と呼ばれるなど全盛期を迎えた。しかし、84年のロス五輪で銅メダルを取ってから低迷。それが真鍋監督時代の2012年、ロンドン五輪で再び銅メダルに輝き、リオ大会はそれを上回るメダル獲得が期待されている。

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2016年08月05日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun