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小倉記者の現地リポート

宿泊ホテルの前に人の列…記者が聖火リレーに遭遇

メディア局編集部 小倉剛
  • ホテル前の海岸沿いを走る道路
    ホテル前の海岸沿いを走る道路
  • ものものしい警備だが、表情は笑顔
    ものものしい警備だが、表情は笑顔

 五輪開幕を翌日に控えた4日午前、記者が泊まるリオ市内のホテル沿いの道に、なぜか多くの人々が集まっていた。話を聞いてみると、この道を聖火リレーが通るのだという。

 あわててカメラを取り出し、観客の列に交ざる。聖火ランナーがいつやってくるのかは非公開だが、海岸沿いを走る道路の両側では、すでに多くの人がランナーを待ちかまえていた。日本では、リオはあまり盛り上がっていないという報道もあるようだが、やはり五輪を楽しみにしている人も多いのだと実感する。

 20分ほど待っていると、道の向こうから何台かの車がやってくるのが見えた。ようやく来たかとカメラを構えると、現れたのは軍や警察の車両だった。何台もの車両や十数台のバイクが道路を行く様は一見、威圧感があるが、警察官の顔を見れば笑顔。手を振ってくれる兵士までいる。日本でいえば、箱根駅伝の先導バイクに乗った警察官が笑顔で手を振っているようなものだろうか。ちょっと考えられない光景だ。さすがブラジル、お祭り好きの国だけある。

 さらに待つこと30分。今度は重低音と音楽が聞こえてきた。今度こそ聖火ランナーの登場だ。五輪スポンサーのロゴをラッピングした車両が連なり、歌を歌ったり、楽器を演奏したり、ダンスを披露したり。集まった観客も一緒になって体全体でリズムを刻み、歓声を上げる。

 車両に続いて、聖火ランナーを務める男性がトーチを掲げながら近づいてくると、観客のテンションは最高潮に達した。男性ランナーを撮影しようと姿を追いかけると、同じようなトーチを持つ女性が。どうやらこの場所は、聖火をリレーするポイントだったようだ。あわてて聖火を移すシーンを撮影した。

 女性ランナーの持つトーチに火がともると、周囲から大きな拍手が起こった。走りだす女性と一緒に、観客も歓声を上げながら駆け出していく。その様子を見ていたら、案外、五輪はうまくいくんじゃないか、そんな気がした。

  • 聖火ランナーの到着を前に、盛り上がる会場
    聖火ランナーの到着を前に、盛り上がる会場
  • 聖火を受け取り、走り出す女性ランナー
    聖火を受け取り、走り出す女性ランナー

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2016年08月05日 11時08分 Copyright © The Yomiuri Shimbun