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小倉記者の現地リポート

カーニバルだけじゃない、日常に根付く「サンバの輪」

メディア局編集部 小倉剛

(サンバの演奏を360度カメラで撮影)

 ブラジルといえばサンバ、サンバといえばリオのカーニバルが有名だが、その時だけではなく、人々は身近なところで日常的にサンバを楽しんでいるという。その一つ、「ホーダ・ジ・サンバ(サンバの輪)」に出かけてみた。

 リオ市内のヴィラ・イザベル地区のサンバチーム「ウニドス・ジ・ヴィラ・イザベル」は、リオのカーニバルで優勝したこともある“強豪”だ。その練習場を会場に、人々はテーブルで飲食しながら、サンバの演奏を聞いて楽しむ。それが、ホーダ・ジ・サンバのスタイルだ。各地に大小のサンバチームがあるリオでは、このような催しが頻繁に行われ、地元の人の集いの場になっているという。

  • フェイジョアーダをよそってくれる地元のお母さんたち
    フェイジョアーダをよそってくれる地元のお母さんたち

 入場料40レアル(約1200円)を支払い、ブラジルの伝統料理「フェイジョアーダ」(関連記事・世界うまいもの五輪)の塩味の利いた豆を味わいながら、演奏に耳を傾ける。サンバというと、テンポが速く明るい曲調のイメージだったが、実は様々な種類があるそうで、テンポが遅めで、しっとりとした曲もある。演奏するのは、同チーム出身者が中心となったグループ「アフーダ」だ。

 ⇒演奏の360度動画はこちら

 開場は午後1時。周りでは、地元の人々が、フェイジョアーダを食べながら、ビールを飲んで音楽や仲間とのおしゃべりを思い思いに楽しんでいる。観客の入りがいま一つだと思っていたら、なんとこの催し、夜の8時ごろまで続くのだという。だから客は来たい時に来て、好きな時に帰る。  

  • サンバの演奏に聞き入る観客
    サンバの演奏に聞き入る観客

 時間がたつにつれ、チームのTシャツを着た人々や、家族連れ、カップル、高齢の夫婦など、まさに老若男女問わずやってくる。知り合いを見つけ、あいさつ代わりのハグを交わす。夜には満員の会場の全員で踊って盛り上がるという。サンバを楽しむこの催しが、地元の生活に密着しているのを感じることができた。

2016年08月16日 09時31分 Copyright © The Yomiuri Shimbun