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リオ便り

予算抑えても印象に残った開会式

  • 開会式で先住民の生活を表現したパフォーマンス(8月5日、ブラジル・リオデジャネイロのマラカナン競技場で)=金沢修撮影
    開会式で先住民の生活を表現したパフォーマンス(8月5日、ブラジル・リオデジャネイロのマラカナン競技場で)=金沢修撮影

 17日間(開幕2日前に始まったサッカーを入れれば19日間)にわたって熱戦が繰り広げられたリオデジャネイロ五輪だが、ブラジル国内外では8月5日の開会式が評価された。

 当初、多額の資金を投入し派手な演出が予定されると伝えられたが、過去最悪と言われるブラジル国内の景気低迷の影響で予算が前回ロンドン五輪の開会式のわずか1割以下の予算に抑えられた。実際には先住民やポルトガルの航海者、100年超の歴史を持つ日系移民などが登場しブラジルの歩みを表現した演出がなされるなど、「多様性」をテーマに趣向を凝らし、見る人の印象に残るものだった。

  • 表彰式で金メダルを胸に天を仰ぐネイマール(中央)(20日、ブラジル・リオデジャネイロで)=三浦邦彦撮影
    表彰式で金メダルを胸に天を仰ぐネイマール(中央)(20日、ブラジル・リオデジャネイロで)=三浦邦彦撮影

 入場行進では開催国のブラジルが最後に登場。選手団の色鮮やかなユニホームはリオ在住のデザイナー、レニ・ニーマイヤーさんが手がけた。「ブラジル人が入場した時、プラカードを見なくても一目で『ブラジル』と分かるようにしたかった」とニーマイヤーさん。ブラジルの豊かな動植物や自然をモチーフとしており、緑を中心とした色彩豊かで明るいイメージになっていた。ユニホームは8月21日の閉会式でも同様に使用された。

 開催国ブラジルはメダル数こそ当初の期待より少なかったが、人気競技のバレーボール男子が3大会ぶり、また国技とも言われるサッカー男子も悲願だった金メダルを初めて獲得するなど終盤に大きな盛り上がりを見せた。熱気は9月のパラリンピックにもつながっていくだろう。(リオデジャネイロ支局 畔川吉永)

2016年08月22日 12時38分 Copyright © The Yomiuri Shimbun