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フィギュアスケート

フィギュア世界選手権…高得点化する男子で羽生結弦、宇野昌磨は

  • 四大陸選手権の表彰式で笑顔を見せる羽生、チェン、宇野(左から)
    四大陸選手権の表彰式で笑顔を見せる羽生、チェン、宇野(左から)

 男子フィギュアスケートの高得点化が止まらない。2月中旬に行われた四大陸選手権では、羽生結弦が300点超えの303.71点の高得点をマークしながら、307.46点をたたき出したネイサン・チェン(米)を下回って2位に甘んじた。これだけの点数が出るのは、基礎点が高い4回転ジャンプが多く組み込まれているからだ。3月29日に開幕し、羽生や宇野昌磨らが出場する世界選手権(4月1日まで、ヘルシンキ)は、来年2月の平昌オリンピックの出場枠をかけ、4回転ジャンプの競演となるのは間違いない。高得点化の背景をグラフで解き明かす。(文=編集委員・三宅宏、グラフィック=小倉剛、多田哲馬)

複数の4回転を跳ぶのは当たり前

 まず、四大陸選手権を振り返ろう。

 チェン、羽生に続いて3位になったのは288.05点の宇野。この3人が挑んで認定された4回転ジャンプは以下の通りだ。

 ・チェン=ショートプログラム(SP)2度、フリー5度

 ・羽生=SP1度、フリー4度

 ・宇野=SP2度、フリー4度

 上位3人の4回転ジャンプ合計は18度になる。

 これは、昨年の世界選手権上位3選手の合計16度の認定を上回る。

 世界選手権は昨年、SPで2度の4回転が当たり前になり、さらに、4回転ルッツという極めて難易度の高いジャンプを跳ぶ金博洋(中国)がフリーで4度の4回転を決めて一気に4回転の総数が増えた。

 今年の四大陸はその総数を上回った。羽生がSPで4回転を一つ失敗していることなどを考えると、世界選手権ではさらなる上積みも考えられる。必然的に得点も上がり、300点を超えても3位、なんて事態が起きないとも限らない。

4回転の基礎点は3回転の倍以上

 では、4回転と3回転ではどのくらい得点が違うのか。

 6種類のジャンプを比較してみよう。 前方踏み切りで難度の高いアクセル(トリプルアクセル)を除けば、4回転は3回転の倍以上の基礎点をもらえることが分かる。技の良しあしによって与えられる出来栄え点にも差があり、最高評価の「+3」の場合、4回転だと3.0点の加点をもらえるが、3回転では2.1点しかもらえない(アクセルはそれぞれ3.6点と3.0点)。

 6種類のジャンプを見分ける|協力=佐藤弥桜さん、撮影=メディア局(→6種類のジャンプの違いについての説明はこちらで)

 フィギュアスケートの得点は、技術点と主に芸術性を見るプログラム構成点を足して算出する。男子フリーの場合は技術点に採点要素が多く(13項目)、バランスを取るため、プログラム構成点は合計点を2倍することになっている。 青天井に近い技術点に対して、5項目×10点からの減点方式で審査されるプログラム構成点は最高でも50×2で100点満点。世界選手権に限ってみると、技術点優位のなか、時にはプログラム構成点が技術点を上回ることもあり、ほぼ拮抗(きっこう)状態を保っていたのだが、昨年のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が常識を変えた。

 フリーは技術点が118.05点、プログラム構成点が98.36点で、技術点が約20点も高い。プログラム構成点は満点に近いもの(実際に「振り付け」と「音楽の解釈」は10点満点)であり、これ以上の上積みは難しい。一方で、技術点のほうはまだまだ伸びる余地がある。トップ選手がミスをしなければ、採点方式を変えない限り、両者の差は、広がっていくだろう。

羽生は後半に2度の4回転を組み込む

 では、今年の世界選手権ではどうなるだろう。 王者奪還を目指す羽生、3連覇を目指すフェルナンデス、さらに、初優勝を目指すチェンの日・欧・米3選手の予想ジャンプを見てみよう。 フリーで5度の4回転を跳ぶチェンは、うち4度は演技前半。羽生の4回転は4度だが、うち2度は基礎点が1.1倍になる後半に組み込む。さらに、4回転についで難易度の高いトリプルアクセルも後半に、しかも、いずれも連続ジャンプにして得点増を狙っている。

 フェルナンデスは4回転の数こそ少ないが、前述した通り、プログラム構成点で得点を稼ぐ。さらに、4回転フリップに続いて4回転ループも身に付けた宇野や、元世界王者のパトリック・チャン(カナダ)もメダル争いに絡んでくるだろう。

 激戦は必至だ。


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2017年03月28日 13時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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OARはロシアからの五輪選手
日本の獲得メダル 4 5 4
国別メダル
1 norノルウェー 14 14 11
2 gerドイツ 14 10 7
3 canカナダ 11 8 10
7 kor韓国 5 8 4
11 jpn日本 4 5 4

2/25 17:17