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フィギュアスケート

[国別対抗戦]三原舞依、初の団体戦へ意欲燃やす

  • 世界選手権・女子 フリーをミスのない演技で終え、順位を5位まで押し上げた(2017年3月31日、フィンランド・ヘルシンキで)
    世界選手権・女子 フリーをミスのない演技で終え、順位を5位まで押し上げた(2017年3月31日、フィンランド・ヘルシンキで)

 フィギュアスケート女子で、世界選手権に初出場して5位に食い込んだ三原舞依(17)(神戸ポートアイランドク)が読売新聞の取材に応じた。シニアデビューを飾った今季を「三原舞依という選手を世界にアピールできたかなと思う」と振り返り、シーズン最終戦となる世界国別対抗戦(4月20日開幕)へ「大舞台で滑れる幸せな思いを込め、ミスのない演技をしたい」と意気込んだ。

 世界選手権は、ショートプログラム(SP)でミスが出て15位と出遅れた。その理由については「あまり調子が悪いわけではなく、いつも通り演技はできていたけど、最後のジャンプで少し跳び急いでしまった。気持ちのコントロールで、少し安心してしまったところがあった」と分析する。

 しかし、フリーではミスのない演技を披露し、順位を5位まで押し上げた。気持ちの切り替えについては「ショート(SP)の失敗があったからこその、フリーの演技だと思う。ショートで、あれだけ緊張した中で最後まで滑ることができたんだから、フリーは絶対に大丈夫と、自分で安心してできた。それが良かった」と感じている。

 演技の途中で涙がこみ上げてきたといい、「音楽もすごくきれいな曲だし、シンデレラの成長を表現しようと滑っていて、ジャンプが次々と決まっていって、感極まってしまった」と明かした。

  • 「ショートの失敗があったからこその、フリーの演技だと思う」。世界選手権を振り返る三原舞依(2017年4月5日、東京都港区のテレビ朝日で)
    「ショートの失敗があったからこその、フリーの演技だと思う」。世界選手権を振り返る三原舞依(2017年4月5日、東京都港区のテレビ朝日で)

日本女子4人目 200点超えに手応え

 シニアデビューを飾った今季。グランプリ(GP)シリーズの初戦だった昨年10月のスケートアメリカで3位となり、いきなり表彰台に上がった。昨年末の全日本選手権は3位。今年2月の四大陸選手権では、バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんと安藤美姫さん、宮原知子(関大)に続く、日本女子4人目となる合計200点超えで、優勝を飾った。

 この好成績には「思ってもみなかった。でも、自分がしっかりショート、フリーともにミスなく滑ったからこその結果かなと思う。たまたま、私にミスがなくて、ほかの選手が失敗した時に優勝できたというのはすごくうれしいけど、まだ本当の実力はないので、力をつけていきたい」と冷静に受け止めている。一方で、「三原舞依という選手は、こんな選手だよというのを世界にアピールすることはできたと思う」と手応えも感じた。

  • 四大陸選手権・女子 SPの演技を終えて笑顔を見せる三原舞依(2017年2月16日、韓国・江陵で)
    四大陸選手権・女子 SPの演技を終えて笑顔を見せる三原舞依(2017年2月16日、韓国・江陵で)
  • 四大陸選手権・女子 200点を超えて初優勝を決めた(2017年2月18日、韓国・江陵で)
    四大陸選手権・女子 200点を超えて初優勝を決めた(2017年2月18日、韓国・江陵で)

 シーズンを締めくくる世界国別対抗戦は、フィギュアスケートでは珍しい団体戦。ただ、来年の平昌五輪でも団体戦は行われるだけに、貴重な経験の機会であり、「団体戦は初めてだけど、オリンピックのために、団体戦というのはこんな感じなんだなというのを学べれば。それを、これからに生かしていきたい」と意欲を燃やしている。

 個人の目標は「シーズンが始まった時から変わっていなくて、ショート、フリーを両方ともミスなく滑ること。昔から自分がテレビで見ていた世界国別対抗戦という大舞台で滑れる幸せを、しっかり演技に込めたい」。今シーズンの集大成を見せるつもりだ。(運動部 前田剛)

◆世界国別対抗戦(4月20~22日・代々木体育館)

  • 世界国別対抗戦の出場メンバーに選ばれた(左から)宇野昌磨、羽生結弦、三原舞依、樋口新葉
    世界国別対抗戦の出場メンバーに選ばれた(左から)宇野昌磨、羽生結弦、三原舞依、樋口新葉

 世界ランク上位6か国(カナダ、ロシア、米、日本、中国、仏)が出場し、男女各2選手とペア、アイスダンスの各1組がショートプログラムとフリーの演技を行い、それぞれの順位点の合計で競う。日本は3大会ぶり2度目の優勝を目指す。男子は羽生結弦(ANA)と宇野昌磨(中京大)が、女子は三原舞依(神戸ポートアイランドク)と樋口新葉(わかば)(東京・日本橋女学館高)が出場する。ペアの須藤澄玲(すみれ)(神奈川ク)、フランシス・ブードロオデ(カナダ)組と、アイスダンスの村元哉中(かな)、クリス・リード組(木下ク)も出場する。

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2017年04月18日 09時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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OARはロシアからの五輪選手
日本の獲得メダル 4 5 4
国別メダル
1 norノルウェー 14 14 11
2 gerドイツ 14 10 7
3 canカナダ 11 8 10
7 kor韓国 5 8 4
11 jpn日本 4 5 4

2/25 17:17