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フィギュアスケート

【五輪男子団体SP解析】転倒相次ぐなか宇野踏ん張る

 平昌五輪のフィギュアスケートは9日、団体が始まり、男子ショートプログラム(SP)が行われた。団体戦はそれ自体がメダルのかかる大事な種目ではあるが、有力選手にとっては、後日行われる個人戦への「準備」にもなる。宇野昌磨、ネーサン・チェン(米)ら注目4選手の得点内訳を分析した。(読売新聞編集委員・三宅宏)

チェン、チャン、コリャダはジャンプで大不振

  • フィギュア男子団体SP、演技を終えて笑顔を見せる宇野(9日)
    フィギュア男子団体SP、演技を終えて笑顔を見せる宇野(9日)

 有力選手が次々に転倒するなかで、宇野は踏ん張った。

 冒頭の4回転フリップは完全ではなかったが、転倒せず、手をつく程度でとどまった。出来栄え点では当然引かれたものの(-2.86点)、4回転を回り切っていたことで、基礎点の減点は免れた。転ばなかったことで、転倒減点(-1.00点)も回避できた。このジャンプで、9.44点も挙げられたのは大きい。

 演技後半の連続ジャンプ(4回転トウループ-3回転トウループ)とトリプルアクセルは、ともに素晴らしいジャンプで、出来栄え点でそれぞれ、1.86点、2.29点と大きく加点された。

 宇野が3度のジャンプで稼いだ得点は39.00点。過去5大会と比較すると、昨年10月のスケートカナダでマークした40.13点に次ぐスコアで、ここにきて、ジャンプの調子が上がってきたのは朗報だろう。

 宇野に比べて、他の有力選手は、ジャンプがひどすぎた。

 個人種目でメダルをうかがうチェン(4位)は、4回転フリップ-3回転トウループを予定していた連続ジャンプが4回転-2回転になったのはまだいいとして、4回転トウループは2回転になった。シニア男子ではSPでの単独ジャンプは3回転以上が必須のため、このジャンプは無効要素で0点。さらに、トリプルアクセルでは転倒した。

 チェンがジャンプで挙げた得点は19.78点止まり。1月の全米選手権では39.28点を稼いでいたことを考えると、信じられない数字だ。

 3位のパトリック・チャン(カナダ)と8位のミハイル・コリャダ=ロシアからの五輪選手(OAR)=は、それぞれ2度転倒、宇野の相手にはならなかった。

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2018年02月09日 13時51分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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OARはロシアからの五輪選手
日本の獲得メダル 4 5 4
国別メダル
1 norノルウェー 14 14 11
2 gerドイツ 14 10 7
3 canカナダ 11 8 10
7 kor韓国 5 8 4
11 jpn日本 4 5 4

2/25 17:17