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フィギュアスケート

【五輪女子団体SP解析】気になる宮原の回転不足

 11日に行われた平昌五輪・フィギュアスケート団体女子ショートプログラム(SP)には、日本の宮原知子のほか、エフゲニア・メドベージェワ=ロシアからの五輪選手(OAR)=ら実力者が多く参戦した。後日行われる個人戦に向けて、有力5選手の得点内訳を分析する。(読売新聞編集委員・三宅宏)

メドベージェワは世界最高を更新

  • 団体女子SPに出場した宮原の演技
    団体女子SPに出場した宮原の演技

 日本のエース・宮原(4位)は冒頭の3回転ルッツ-3回転トウループの連続ジャンプで回転不足を取られた。それも、両方のジャンプで指摘を受けたのだから深刻だ。

 今季の宮原はジャンプで回転不足を取られることが多い。

 今回と同じSP冒頭の連続ジャンプに限ってみても、NHK杯と四大陸選手権で最初のルッツが、全日本選手権で後ろのトウループが回転不足と指摘された(NHK杯の後ろのジャンプは2回転トウループ)。連続ジャンプの双方が回転不足と判定されたのも今回が初めてではなく、GPファイナルのフリーで3回転ルッツ-3回転トウループが指摘を受けている。

 回転不足のジャンプは、基礎点は引かれるし、出来栄え点も上がらない。個人戦に向けて、最優先での修正が必要だ。

 1位のメドベージェワは圧巻だった。

 基礎点が1.1倍になる演技後半に3本すべてを組み込んだジャンプでは、いずれも出来栄え点でプラス評価を受けた。主に表現力・芸術性をみるプログラム構成点でも9点台を並べた。五輪という大舞台で世界最高得点を更新するとは、「すごい」のひと言に尽きる。ケガで一時戦線を離れていたが、完全復活といっていいだろう。

 2位のカロリナ・コストナー(イタリア)は、技術点を上げてきた。

 冒頭の連続ジャンプは、後ろのジャンプが回転不足になったものの、3回転フリップ-3回転トウループに挑んだ。たとえば、GPファイナルでは3回転トウループ-2回転トウループだったから、回転数も、難易度も上げてきたことになる。


 最高難度・レベル4のステップはジャッジ全員が+3評価をつける満点(6.00点)の演技。定評のあるプログラム構成点では、「振り付け」でメドベージェワを上回るなど存在感を示した。個人戦へ向けて、怖い存在になったと言えるだろう。

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2018年02月11日 15時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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OARはロシアからの五輪選手
日本の獲得メダル 4 5 4
国別メダル
1 norノルウェー 14 14 11
2 gerドイツ 14 10 7
3 canカナダ 11 8 10
7 kor韓国 5 8 4
11 jpn日本 4 5 4

2/25 17:17