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フィギュアスケート

ザギトワとメドベージェワ…2強のフリーはどうなる?

 平昌五輪のフィギュアスケート女子は、ロシアからの五輪選手(OAR)同士によるレベルの高い優勝争いとなった。21日のショートプログラムでは、エフゲニア・メドベージェワが81.61の世界最高得点をマークすると、後で滑ったアリーナ・ザギトワが82.92点をたたき出して記録を塗り替えた。その差は1.31点。逃げ切りか、逆転か。データをもとに、23日のフリーを展望する。(読売新聞編集委員・三宅宏)

ジャンプの基礎点はザギトワが高い

  • フィギュアスケート女子SPで演技するアリーナ・ザギトワ
    フィギュアスケート女子SPで演技するアリーナ・ザギトワ

 最大の得点源となるジャンプを見てみよう。

 大会公式ホームページが発表したリストによると、2人とも、1月の欧州選手権と同じ構成だ。どこからが、基礎点が1.1倍になる演技後半のジャンプかは明示されていないが、過去の大会から類推して、ザギトワは全部、メドベージェワは3番目のジャンプからが後半に組み込まれると見られる。

 計7度のジャンプでの基礎点を合計すると、ザギトワが50.71点、メドベージェワが47.16点で、ザギトワが3.55点上回る。

 これは、2人が取り入れている最も難しい3回転-3回転の連続ジャンプを比べた場合、ザギトワがルッツ-ループの組み合わせ(12.21点)なのに対して、メドベージェワはフリップ-トウループ(10.56点)で、難易度に差があることなどが影響している。

 また、メドベージェワが演技前半に跳ぶ3回転フリップと3回転ルッツを、ザギトワは演技後半に予定しており、ここでも、ザギトワに1.13点のアドバンテージがあることになる。

 個々のジャンプに付加される出来栄え点はどうだろう。

 欧州選手権はメドベージェワが故障明けだったので、今大会のSPで比べてみる。

 3度のジャンプの出来栄え点合計は、ザギトワ4.53点で、メドベージェワ4.20点。こちらも、ザギトワの方が高かった。

プログラム構成点はメドベージェワ優位

  • フィギュアスケート女子SPで演技するエフゲニア・メドベージェワ
    フィギュアスケート女子SPで演技するエフゲニア・メドベージェワ

 主に表現力・芸術性をみるプログラム構成点はどうか。

 SPでは「スケート技術」「要素のつなぎ」「演技表現実行力」「振り付け」「音楽の解釈」の全5項目で、メドベージェワがザギトワを上回った。

 合計点は、メドベージェワ48.03点、ザギトワ47.04点。

 ただし、技術(要素)点とのバランスを図るため、女子SPでは構成点には0.8倍の係数がかけられる。0.99点の開きは、0.80点に縮まった。

 一方、女子フリーでは、構成点に1.6倍の係数がかけられる。フリーではジャンプの回数が増えて技術点が上がるため、こちらもバランスを取るための措置だ。構成点で優位に立つメドベージェワにとっては、やや有利に働くかもしれない。

 フリーの滑走順は、ザギトワが22番滑走、メドベージェワが最終24番滑走になった。SPとは逆に、ザギトワが先に滑ってメドベージェワを待つことになる。

2018年02月22日 13時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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OARはロシアからの五輪選手
日本の獲得メダル 4 5 4
国別メダル
1 norノルウェー 14 14 11
2 gerドイツ 14 10 7
3 canカナダ 11 8 10
7 kor韓国 5 8 4
11 jpn日本 4 5 4

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