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カーリング

本橋麻里(もとはし・まり)

プロフィル

  • サードとして出場した本橋麻里(右、2016年11月のパシフィック・アジア選手権で)
    サードとして出場した本橋麻里(右、2016年11月のパシフィック・アジア選手権で)

 1986年6月10日生まれ。北海道北見市出身。1メートル60。チーム青森の一員として、2006年のトリノ、10年のバンクーバー両五輪に出場。同年8月、地元の北見市常呂(ところ)町を拠点にLS北見を結成し、主将を務める。

 2015年に第1子を出産。翌年、LS北見が日本代表として出場したカナダでの世界選手権ではリザーブとして仲間を支えた。チームはこの大会で2位に食い込み、日本のカーリングでは男女を通じて初めて五輪と世界選手権の表彰台に立った。今年9月にはライバル・中部電力との代表決定戦を制して平昌五輪の出場権を獲得した。

「いい練習ができた」LS北見メダル意欲(2017年12月3日)

 カーリングの平昌五輪女子日本代表となるLS北見が3日、北海道北見市で公開練習と記者会見を行った。開幕まであと約2か月と迫った五輪へ向け、スキップの藤沢五月は「自分たちらしい試合ができれば、メダルに届かないことはない」と、日本初の五輪メダル獲得に意欲を見せた。

 チームは先月下旬、約3か月間の海外遠征から帰国したばかり。主将の本橋麻里は「五輪の極限状態で戦うためのいい練習ができた」と振り返った。

  • 記者会見で笑顔を見せる(右から)本橋麻里、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月の5選手(3日、北海道北見市で)=川口正峰撮影
    記者会見で笑顔を見せる(右から)本橋麻里、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月の5選手(3日、北海道北見市で)=川口正峰撮影

カーリング女子、LS北見が初の五輪代表に(2017年09月10日)

 カーリング・平昌(ピョンチャン)五輪女子日本代表決定戦最終日(10日・北海道アドヴィックス常呂カーリングホール)――3戦先勝方式の第4戦が行われ、昨年日本一のLS北見が、今年の日本選手権を制した中部電力を9―5で破り、通算3勝1敗で初の五輪出場を決めた。

 LS北見は第1エンドに3点を先取。第4エンドにはスキップの藤沢五月が好ショットを決めて2点を奪い、第7エンドにも2点を追加して突き放した。

冬季アジア札幌大会(2017年2月)

 LS北見のメンバーとして出場。準決勝で中国に敗れたが、3位決定戦でカザフスタンに勝利し、銅メダルを獲得した。

「銀」 世界選手権 初の表彰台(2016年3月27日)

  • 帰国して成田空港で、銀メダルを手に笑顔を見せる(左から)藤沢、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里の各選手=2016年3月29日、勝俣智子撮影
    帰国して成田空港で、銀メダルを手に笑顔を見せる(左から)藤沢、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里の各選手=2016年3月29日、勝俣智子撮影

 カーリングの女子世界選手権は27日、カナダのスウィフトカレントで行われ、初の決勝に進んだ日本(LS北見)は、スイスに6―9で敗れ、銀メダルを獲得した。優勝は逃したが、男女を通じて五輪、世界選手権で日本初の表彰台に上がり、2年後の平昌五輪(韓国)出場も有力となった。スイスは3連覇を達成した。

バンクーバー五輪 日本8位終戦(2010年2月23日)

 女子1次リーグ最終日で、目黒萌絵(みちのく銀行)、本橋麻里(NTTラーニングシステムズ)、山浦麻葉(東奥日報社)、石崎琴美(木浪学園)の4人で臨んだ女子日本代表(チーム青森)は、スウェーデン、デンマークにともにギブアップで敗れ、通算3勝6敗の8位で準決勝進出を逃した。カナダ、スウェーデン、中国、スイスの4チームが準決勝に進んだ。

本橋「悔しいの一言」

 

  • スウェーデン戦で、相手のプレーを厳しい表情で見つめる(左から)本橋麻里、山浦麻葉、目黒萌絵、石崎琴美=2010年2月23日、小西太郎撮影
    スウェーデン戦で、相手のプレーを厳しい表情で見つめる(左から)本橋麻里、山浦麻葉、目黒萌絵、石崎琴美=2010年2月23日、小西太郎撮影

 デンマークにも勝てず尻すぼみの4連敗。同じ日の午前中に難敵・スウェーデンに敗れ、1次リーグ突破の目標がぷつりと切れていた。メンタル的に難しい試合だったがそれは相手も同じ。注目される五輪だからこそ、日本はあきらめず勝って終わりたかった。

 「自分たちが決め切れなかったのが原因」と選手が口をそろえたように、敵は自分たちの中にあった。指示通りにストーンが投げられた割合を示す全9試合のショット率は出場10チーム中最低の73%。五輪中に立て直すことはついに出来なかった。ミスで一度に大量失点するパターンもあり、最後のデンマーク戦後も、4年間の集大成の五輪が終わったという余韻を味わうような雰囲気には遠かった。「悔しいの一言。個人が力を出すことが出来なかった」という本橋を筆頭に、みな自らのふがいなさを責めた。

 トリノ五輪をきっかけに飛躍的に知名度が上がった。多くの企業から活動費も集まり、海外遠征や強化合宿が増えた。「環境が整った」と選手が実感し、斎藤寛之・日本カーリング協会長は「史上最強」と送り出しただけに、どうしても物足りなさが残る。「自分たちに足りない面がみえたことだけが収穫」(目黒)。この教訓を生かすことから次が始まる。(畔川吉永)

トリノ五輪 強豪と互角に戦い7位入賞(2006年2月20日)

  • トリノ五輪のスイス戦でストーンを投じる本橋麻里(2006年2月20日、イタリア・ピネローロで)=中村光一撮影
    トリノ五輪のスイス戦でストーンを投じる本橋麻里(2006年2月20日、イタリア・ピネローロで)=中村光一撮影

 大会第11日の20日、カーリング女子の日本=小野寺歩(27)、林弓枝(27)、本橋麻里(19)、目黒萌絵(21)(いずれも青森県協会)=は、1次リーグ最終戦でスイスに完敗。通算4勝5敗で7位となり、準決勝進出を逃した。

2017年12月04日 19時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun