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    国立競技場改修「非現実的」…耐震性などに難

     2020年東京五輪・パラリンピックに向けた国立競技場(東京都新宿区)の建て替え計画を巡り、競技場を所管する文部科学省と日本スポーツ振興センターは、建築家や建築家団体などが提案していた複数の改修案について、「大がかりな耐震補強工事などが必要で現実的ではない」と判断した。

     今後は予定通り建て替えを進めていく方針。

     改修案は、「建て替えでは明治神宮外苑の歴史的景観を損なう」などとして伊東豊雄氏ら複数の建築家や建築家団体が提案し、同センターなどは、現競技場の継続利用が可能かどうかを再検討していた。

     検討結果によると、これまでの耐震診断で、現競技場は震度6強クラスの地震で「倒壊する危険性が高い」とされ、耐震性を確保するには、ほぼ全ての柱の太さを約3倍にする補強工事が必要となる。通路や控室などが狭くなり、選手や観客らの利便性が悪く、パラリンピックの運営にも支障が出る恐れがあるという。

     また、現競技場は、北東部の観客席から伸びる影が、隣の聖徳記念絵画館の敷地内に入り、現競技場の完成後に改正された建築基準法の日影規制に抵触している。建て替えでも改修でも、この問題の解消が義務づけられている。

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    2014年08月17日 09時28分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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