お台場の水質1日で改善…テスト大会スイム実施
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2020年東京五輪のテスト大会を兼ねたトライアスロンの世界シリーズが18日、五輪本番会場の東京・お台場海浜公園で行われた。同じ場所で前日、水質悪化のためにパラトライアスロン・ワールドカップ(W杯)のスイム(競泳)が中止となり、ランとバイク(自転車)のみで争う形となったが、18日は水質が改善し、スイムを含む3種目で競技を実施した。
テスト大会実行委員会によると、国際トライアスロン連合(ITU)の基準の上限を大きく超えていた大腸菌の数値が、17日午後1時の検査で、最も良好であることを示す「レベル1」まで改善した。水質悪化の原因は台風による降雨などとみられ、大塚真一郎・ITU副会長は「大腸菌はすぐに死滅するので、今日は大丈夫だと思っていた」と話した。
今大会は細菌などの侵入を防ぐ「水中スクリーン」を1枚設置していたが、もともと五輪本番では3枚に増やす予定。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、会場変更の可能性については否定している。
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