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聖火リレーのトーチデザイナー 吉岡徳仁さん(52)(東京)

トーチは、日本人になじみ深い桜をモチーフに作りました。春に桜の開花を待ちわびる時のようなワクワク感を、聖火リレーでも感じてほしいと思います。
デザインのヒントをくれたのは、福島県南相馬市の小学生です。震災後に交流した際、子どもたちが描いた桜を見て、未来への明るい希望を感じ、デザインに取り入れました。
今大会は復興五輪と位置づけられています。材料には、東日本大震災の仮設住宅の窓サッシなどのアルミを使い、子どもやお年寄りでも持てるよう、従来より軽く仕上げました。このトーチが、被災地の皆さんに桜前線が東北に到達した時のような、温かい希望を届けられればうれしいです。
私も故郷の佐賀県を聖火ランナーとして走ります。トーチは自然光に当たると温かい雰囲気を生み出します。日本中の人が笑顔を見せるようなリレーになることを願っています。