歌で大会に寄り添う、練習に打ち勝つ喜びを共に

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1964年大会をテレビ番組で盛り上げた歌手 坂本博士さん(87)(東京)

 1963年から64年にかけて、NHKで毎週放送されたバラエティー番組「歌おう世界の友よ」で、司会と歌を担当しました。東京オリンピック参加国の歌を歌ったり、その国の得意種目を紹介したりして、音楽で大会に寄り添うことができた、とてもやりがいのある番組でした。僕は身長が1メートル80あり、スポーツマンにも見えるから選ばれたようです。ダークダックスもレギュラーで、まだ若かった中尾ミエさんや栗原小巻さんらも出演していました。

 僕はオペラの藤原歌劇団に所属していたので、特に印象的だったのは、やはりイタリアです。当時のイタリアは、自転車競技が得意だったと記憶しています。毎回、各国の国歌を必ず歌うので、歌詞に読み仮名を振って覚えるなど、なかなか大変でした。結局、番組で紹介した全ての国に思い入れがあるので、実際の大会ではどの国も同じように応援しましたね。

 僕の音楽家人生の始まりは、太平洋戦争の傷痍(しょうい)軍人の方をピアノで慰問することでした。演奏を喜んでくれた方をふと見ると、手がなかったり、片方の目を失っていたりするんです。ですから、平和の祭典であるオリンピックに関わることができたのは、とてもうれしいことでした。

 一方で思うのは、音楽もスポーツも、練習の苦しみがあるからこそ、その先に喜びと感動があるということです。苦しみに打ち勝って、喜びをつかむ選手の姿を再び見られることは、本当にうれしいことです。

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989847 0 東京オリンピック・パラリンピック 2020/01/15 05:00:00 2020/01/15 09:10:45 2020/01/15 09:10:45 64年大会を歌で応援 坂本博士さん(東京) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200108-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

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