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高反発で低負荷、陸上トラックの進化[極める Tokyo2020]

  
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国立競技場の高速トラック。好タイムが出やすいゴムで作られている
国立競技場の高速トラック。好タイムが出やすいゴムで作られている

 陸上の舞台となるトラックの進化は、記録向上とシューズの技術開発を下支えしてきた。特殊な粘土を熱処理した「アンツーカー」、ゴムやポリウレタンの「全天候型」へ。東京五輪に合わせて建設された国立競技場では、イタリア・モンド社のゴムで作られた最新の「高速トラック」でレースが繰り広げられる。

国立、体の負担は軽く

 かつて土だったトラックは、20世紀に入ってフランス語で「晴雨兼用傘」などの意味を持つアンツーカーへ移行。1964年東京五輪の国立競技場もアンツーカーだった。その後、全天候型が主流となり、硬いほど足が安定して好記録が出やすい一方、ケガのリスクが増すとされてきた。新しい国立競技場はルール上限の「硬度」に加え、クッション性も高いのが特長だ。

下層面に六角形の凹凸を並べ、高反発と負担軽減を両立させたモンド社の国立競技場に使用されているトラック(クリヤマ提供)
下層面に六角形の凹凸を並べ、高反発と負担軽減を両立させたモンド社の国立競技場に使用されているトラック(クリヤマ提供)

 「衝撃吸収性と反発性の相反する両方を兼ね備える」とモンド社と代理店契約を結ぶクリヤマ(大阪市)取締役の西田昌弘は説明する。厚さ14ミリのゴム製トラックは2層構造で地表面は弾力に富み、裏側に六角形の凹凸が並ぶ。この凹凸が衝撃を吸収して体への負担を軽減し、足を押し返して推進力を生む。ゴム製は紫外線の影響で劣化が早いのが欠点だったが、両社の共同研究で従来の2倍以上の耐候性(気候変化への耐性)を実現した。

 トラックの改良はスパイクの技術革新とも密接な関係がある。土の時代は深く刺す必要があったためクギだったが、ゴムやポリウレタンになるとピンは短く軽量化する方向に進んだ。足元を支える高速トラック。東京五輪でも好記録が期待できそうだ。

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1017697 0 東京オリンピック2020速報 2020/01/24 12:00:00 2020/01/24 15:40:23 2020/01/24 15:40:23 国立競技場の陸上トラック。好タイムが出やすいゴムで作られている。36か月に及ぶ工事を終えて先月末に完成した国立競技場で、竣工式に続いて内部が報道陣に公開された。「杜のスタジアム」として誕生した東京五輪・パラリンピックのメイン会場。東京都新宿区で。2019年12月15日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200124-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail
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