ナイキ厚底シューズ、全面禁止は見送りか…英紙報道
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【ロンドン=岡田浩幸】陸上の長距離レースで多くの選手が履き、好記録が相次いでいるナイキ社の厚底シューズについて、英紙ガーディアン(電子版)は29日、世界陸連は全面的な使用禁止を見送る方針だと報じた。
同紙によると、世界陸連は31日に見解を発表する見込み。東京五輪が終わるまでは「新たな靴の技術」を一時的に停止し、ナイキ社や他社の同種の製品がレースに及ぼす影響について包括的な調査を始めるという。将来的には新シューズの規則を厳格化し、大会で使う際は、事前に企業側が試作品を提出して承認を得ることが必要になるとしている。
ナイキの厚底シューズについては一部の選手から「不公平」との指摘があり、複数の英メディアが禁止の可能性を報じていた。