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東京五輪の聖火リレーについて、北海道は7日、道内を走るランナー46人を発表した。2018年冬季平昌(ピョンチャン)五輪で活躍したスピードスケート女子の高木菜那選手(27)、美帆選手(25)(ともに幕別町出身)の姉妹など、過去の五輪で活躍したスポーツ選手らが名を連ねた。
一つの区間を複数人で走る「グループランナー」に、平昌五輪スピードスケート女子団体追い抜きで金メダルに輝いた高木姉妹と佐藤綾乃選手(23)(厚岸町出身)の3人が選出された。
1964年東京五輪レスリング金の吉田義勝さん(78)(旭川市出身)、2000年シドニー五輪競泳銅の田中雅美さん(41)(遠軽町出身)、08年北京五輪陸上男子400メートルリレー銀の高平慎士さん(35)(旭川市出身)といった、道産子オリンピアンがそろった。

吉田さんは「(64年は)地元の声援があったからこそ、成果を上げられた。恩返しがしたいと思っていたので、すごく喜ばしい」と語る。
スポーツ以外の分野では、アイヌ民族文化財団舞踊グループリーダーの山道ヒビキさん(30)も選ばれ「まだイメージできていないが、少しでもアイヌ文化をPRできたら」と意気込んだ。
推薦枠以外の公募枠(40人)には約80倍の3208人から応募があり、年齢や居住地などを基に12~94歳の男女が選ばれた。
道内の聖火リレーは6月14、15日に行われる。函館市を出発し、札幌市でゴールする。道内を走る聖火ランナーは160人程度になる見込みで、今回の46人とは別に、スポンサー企業4社が選定する枠がある。
また、道は7日、「調整中」としていた札幌市内のルートの出発予定地について、「すすきの交差点北側」に決まったと発表した。
7日に発表された聖火ランナーは以下の通り。(敬称略。カッコ内は道発表の住所。走行日ごとに50音順)
【6月14日(1日目)】大西颯(13)(函館市)大野志乃(54)(白糠町)大宮勇吾(41)(根室市)小田文英(41)(帯広市)小林和代(46)(登別市)榊原醸(38)(江差町)坂本梢(48)(函館市)佐藤真一(41)(小樽市)志和秀春(87)(根室市)泰地恵(64)(洞爺湖町)高橋等(51)(遠軽町)高平慎士(35)(東京都)田中猛一(72)(七飯町)田中義博(62)(音更町)田森忠(68)(釧路市)長野富美恵(56)(帯広市)藤本康全(50)(北斗市)山道ヒビキ(30)(白老町)山本宏(59)(同)吉田拓海(15)(室蘭市)
【6月15日(2日目)】阿部尚子(47)(江別市)伊藤徹(53)(札幌市)今江愛(17)(稚内市)江川京珠(14)(厚真町)岡崎隆憲(56)(安平町)亀谷光恵(26)(札幌市)小森弘(33)(日高町)坂本安功(39)(石狩市)佐々木雅裕(56)(旭川市)佐藤綾乃(23)(厚岸町)高木菜那(27)(長野県)高木美帆(25)(帯広市)佐藤幸子(67)(札幌市)末政知和(26)(厚真町)平由佳(32)(上富良野町)高師亜由奈(17)(札幌市)田中雅美(41)(東京都)田辺雄一(66)(千歳市)椿文子(50)(むかわ町)中島大輔(27)(夕張市)中島未琴(16)(札幌市)中村吉明(49)(富良野市)干場他見男(94)(苫小牧市)慕正怡(34)(天塩町)湯川総夢(12)(札幌市)吉田義勝(78)(東京都)