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聖火リレー心待ち 4月4、5日 馬籠宿スタート

  
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岐阜城とロープウェー
岐阜城とロープウェー

 「大変光栄で言葉にならない」「地域の活性化につなげたい」。岐阜県内でも17日、2020年東京五輪の聖火リレーの詳細ルートが発表され、ランナーが走ることになった各地から歓喜と期待の声が上がった。関係者は祭典に向けて胸を膨らませながら、準備を始めた。

 47都道府県を回る聖火リレーは20年3月26日に始まり、岐阜県は全国5番目として4月4~5日の2日間に行われる。長野県から受け継ぎ、愛知県へ引き渡すまでの岐阜県内11市町の総距離は約27・2キロ。ランナーが走行する箇所「スロット」数は164となった。

 長野県から受け継ぐのは中津川市。その後、多治見市、八百津町、郡上市を通過する。初日の最後は高山市で、高山駅西交流広場では、聖火の到着を祝うイベント「セレブレーション」がある。

 2日目は、下呂市の旧下呂温泉病院跡地を出発し、下呂交流会館に着いた後、一気に南下し、各務原市に移る。その後、関ヶ原町、大垣市、羽島市を経由し、県内最後の岐阜市では、市歴史博物館―岐阜城天守閣が「特殊区間」に設定された。聖火リレーは通常、車列とともに走行するが、ランナーのみが走るルートで、金華山ロープウェーが使われることになった。

 県によると、岐阜ならではの場所を盛り込んだルートに設定されたという。地域スポーツ課の亀山鉄也係長は「幸運にも土日の開催。桜が色づく季節でもある。ぜひ多くの人に見に来てほしい。全国に県の魅力をPRする機会だ」と話した。

県内の出発地「さらに盛り上げ」

馬籠宿
馬籠宿

 聖火リレーで、県内最初の出発地になる中津川市の馬籠。市によると、出発の馬籠宿駐車場から到着の馬籠展望広場まで約0・9キロで、標高差は約80メートルある。江戸時代、敵の侵入を防ぐため、街道を(かぎ)の手に曲げた「枡形(ますがた)」付近は急勾配だ。

 通り沿いには商店や飲食店が軒を連ね、石畳が宿場町の雰囲気を醸し出す。馬籠観光協会副会長で、カフェを営む島崎恵さん(55)は「光栄なこと。地元は外国人観光客が増えており、聖火リレーのルートに選ばれたことで、さらに盛り上げていきたい」と胸を膨らませた。

「歴史と文化感じて」大垣

 約1・9キロのルートが設定された大垣市では、13か所を聖火ランナーが駆け抜ける。大垣公園南を出発し、住宅街を抜け、観光施設「奥の細道むすびの地記念館」が到着地となる。

 記念館周辺は、松尾芭蕉が1689年に江戸・深川を出てから東北、北陸を巡り、大垣に至る旅の俳諧紀行文「奥の細道」を終えた地で、川港の灯台や芭蕉の句を刻んだ石碑などが立つ。同館の馬渕尚樹館長は「ランナーには歴史と文化が息づく大垣を感じながら快走してほしい」と話した。

「訓練重ねたい」岐阜・金華山

 「とても光栄。『岐阜の観光地と言えば、金華山にそびえる岐阜城』と評価していただいたのでしょう」

 聖火リレーの特殊区間に選ばれた金華山(岐阜市)のロープウェーを運営する「岐阜観光索道」の水野孝利常務(63)は声を弾ませた。

 ゴンドラでは、安全対策のため、聖火をランタンに移し、対向するゴンドラにも客を乗せないなどの対応を取る。火を持ち込むのは異例で「訓練を重ね、万全を期す」と気を引き締めた。

 来年は、岐阜ゆかりの戦国武将・明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマが放映される。水野常務は「この観光地を盛り上げていきたい」と話した。

 岐阜観光索道職員でロープウェーのガイドを務める黒坂早希さん(23)は「ガイドの力を磨き、しっかりもてなせるようにしたい」と力を込めた。

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