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山口県は12日、5月に県内で行われる東京五輪・聖火リレーのランナーに、カヌー競技代表に内定している足立和也選手(29)(萩市)ら3個人・団体を選出したと追加で発表した。
新たに公表されたランナーはほかに、女子7人制ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」の河本美希選手(23)と、複数人が1組で走る「グループランナー」としてサッカーJ2・レノファ山口の選手ら。
県などでつくる実行委員会は昨年7、8月に聖火ランナー44人を公募し、同12月に内定した40人を発表。県スポーツ推進課によると、足立選手らの公表時期が遅れたのは、本人たちの試合日程の関係などで、参加できるかどうかが流動的だったためとした。残りの1人についても今後本人からの承諾を得て公表するという。
レノファからは、霜田正浩監督(53)や池上丈二主将(25)ら計10人が一緒に走る。
ランナー選考を巡っては、43・6倍に上る1920人の応募があった。しかし、内定したランナーの顔ぶれに行政側が参加を打診した元五輪選手ら著名人が多く含まれていたことから、落選した県民からは「44人全員が公募枠だと思った。不公平で不適切だ」などと不満の声が上がっている。
この日、記者会見した同課の田上敦則課長は「応募があった人の中から選考基準に照らし合わせて選んだ。問題はない」と強調した。