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復興のパラ採火 西予は被災の乙亥会館

  
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 東京パラリンピック(8月25日~9月6日)でともされる聖火が愛媛県内を巡るイベント「聖火フェスティバル」の概要が6日、公表された。8月13、14日に松山、今治、西予3市でおこされた聖火は、残る全17市町を巡り、同16日に県庁で集火・出立式が催され、東京に送り出される。

 五輪の聖火はギリシャで採火されるが、パラリンピックの聖火は開催国内の各地などで採火される。トーチを使ったリレーは、競技会場となる東京、埼玉、千葉、静岡の4都県に限られ、残る43道府県では、▽火をおこす「採火」▽火を一つに統合する「集火」▽東京の会場に送り出す「出立」――のイベントがそれぞれ予定されている。

 県内で採火を実施する3市の会場は、松山市が坊っちゃんスタジアムなどがある松山中央公園、今治市が道の駅伯方S・Cパーク「マリンオアシスはかた」、西予市は多目的施設「乙亥(おとい)会館」前と決まった。

 乙亥会館は、2018年7月の西日本豪雨による肱川の氾濫で、2階の観客席まで水没した。現在、改修工事が進められており、3月末には工事を終える予定だ。

 復活する地域のシンボルで採火されることについて、市観光協会野村支部の兵頭昌利・相撲部会長(73)は「復旧は亀のような歩みだが、着実に歩んでいる。被災地から『復興の火』をおこし、各地から支援してくれた皆さんへの感謝の気持ちを込めたい」と話した。

 市野村支所の土居真二支所長(60)は「採火イベントで復興に立ち向かう住民の元気を全国に知ってもらい、そのパワーを東京、そして世界に届けたい」と意気込んだ。

 今治市では、複数の障害者福祉施設で種火を事前に作って、8月13日にマリンオアシスに持ち寄り、ろうそくで一つの火にまとめる計画だ。

 市身体障がい者福祉会の篠原正彦会長(77)は「選手以外でもパラリンピックに関わることで、積極的にスポーツに取り組んでみようと考える障害者も増えるだろう。どんな聖火になるのか楽しみです」と歓迎する。

 松山市は採火の詳細は未定としている。

 採火された火が訪れる17市町では、パラ競技体験などイベントを行うところもある。会場や時間など詳細は調整中という。

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